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Transcription
ふふっ……
……
結局ここまで来たんだな?待ってたぞ。
…わお、アタシそっくりじゃん。真っ黒だけど。
それはアタシはアンタの影だから、見た目が同じなのは当たり前だろ?
で?アンタは何?なんで急に現れた?それとここはどこだ?
さあな、アタシにも正確にはわからない。
とりあえず、ここはアンタの心の中の深~いトコロだ。 強制的に実験されたせいで生まれたオマケみたいなもんか…
ゴミが体のなかにあるみたいで気に入らないな…… まぁ、いいや。とにかくよろしく。
ちょうどいい機会だし、ちょっと話そうよ。 ふふっ、どうした?「よろしく」なんてらしくない。
アタシはゴミなんだろ? でも他人じゃないんだろ?じゃあケンカしても仕方ないだろ。
ははは…大人しくしてるアンタってのもなかなか新鮮だな。
それで?何を話したいんだ? そりゃあもちろん今より強くなる方法だよ。
アタシの中にいるんだから、アタシのこと何か知ってるだろ?さっさと吐け。
これ以上強くなりたいのか?今でも十分強いだろ?
カネとチカラはあればあるほどいいんだよ。
そんな理由?
そんなに中身がないんなら、一個くらい信念を持ってみろ。
何かの為に行動する芯を持ってみろってコト。
信念ねぇ……考えたことないな。
敵をとにかくぶっ殺す、死なない…そんなことしか考えて生きてこなかったから。 ただ流されてばかりの人生だったと思う。
アタシをこんな風にした奴らがもう死んでたって聞いた時は、 ほんと虚しかったな。 信念……確かにそんなもんがあれば、虚しくもなかったかもだ。
んじゃあ、何を信念にしたらいい? バカか?信念はそんなもんじゃないだろ。自分で考えるもんだ。
すでに信念は心に宿ってる。それを自分で見つけ出せ。
すでに宿ってる?ホントか?どんな信念かアンタは知ってんのか?
なんでアタシに聞いてくるんだ……
信念…信念……カネをたくさん稼ぎたいってのはあるケド……
カネはアンタにとってただの手段だろ。
ふぅ……
まぁ、アンタが言ったこと考えとくよ。 - 主人公:
- 仮想戦闘訓練の最後の日、エフネルが俺のもとを訪ねてきた。
- エフネル:
お財布くん、今日は個人的な用で来た。
まぁ用っていうより、相談に近いけど。 - 相談ならいつでも歓迎だよ。
- エフネル:
ねぇ、アンタから見て、アタシはどんな信念を持ってると思う?
- …これは真剣に答えないといけないみたいだね。
- エフネル:
当然だろ?こっちは馬鹿話をしに来たわけじゃないんだ。
- 正直言って君から信念は感じないね。
- エフネル:
まぁ、そうだよな。アタシもそう思う。
- エフネル:
信念がなくても強いなら別にいいってアタシは思う。
でも、それってただ強いってだけだろ? - エフネル:
もちろん、どれだけ強くなってもカネが貰えなかったら戦わないケド。
- 逆に正当な対価さえ貰えれば何でもするの?
- エフネル:
勝手にアタシを解釈すんな。
いくらカネを積まれても、何でもするわけじゃない。 - 今日はみんなに話を聞いてもらったら?
- エフネルが真剣に悩んでるなら、きっと喜んで聞いてくれるよ。
- エフネル:
そうだな。ちょっくら聞いてくる。
結局アンタはなんの参考にもならなかったってワケだ。 - そういうのは自分で探すものだしね。
- エフネル:
そうだな。はいはい。
- X-00ティアマト:
え?エフネルさんの信念?
- プランクスター・マーキュリー:
また難しい質問ですわね?
- エフネル:
何でもいいよ。何か思い付いたら言ってみてよ。
アタシの信念が何か分かればもっと強くなるかもしんないから。 - プランクスター・マーキュリー:
どう考えても……信念を持って戦う方ではないですよね?
- プランクスター・マーキュリー:
それでもあえて言うなら、お金じゃありませんか?
現にエフネルさんはお金のために戦ってますし。 - エフネル:
…アタシも思ったけど、それは違うなって結論になったから却下。
- エフネル:
他には?
- X-00ティアマト:
無意識に持ってる信念があるかもしれないと考えているのですね?
- エフネル:
まぁ、だいたいそんな感じ?
- X-00ティアマト:
それなら深く悩む必要はないと思いますよ。
エフネルさんの性格そのものが信念じゃないですか? - X-00ティアマト:
例えば、何があっても動じない……不屈の意志とか……?
- X-00ティアマト:
オルカには「不屈のマリー」と呼ばれる方がいます。
決して折れないその精神から、そう呼ばれるようになったそうです。 - X-00ティアマト:
ですから不屈とか…どうですか?
- エフネル:
は…?何だよそれ。
いや、ていうかオルカにそんな名前の奴がいるのか。 - X-00ティアマト:
はい、本当に凄い方ですよ。気になるんですか?
- エフネル:
……いや、別に。
……とにかく“不屈”とかじゃないから却下。 - ランサーミナ:
うーん、信念ですか…?
- X-02ウル:
エフネルの信念は知んねーんだ~
- エフネル:
はーい、赤ちゃんはちょっと静かにしまちょうね~?
はい、ママにぎゅーってされてな~? - X-02ウル:
むぐ!
- ランサーミナ:
あはは、真面目に悩んでるみたいですね。
参考になるか分からないですけど、一ついい方法があります。 - エフネル:
お?何?
- ランサーミナ:
少し嫌かもしれないですけど……
自分の人生で一番怒った出来事を思い出すんです。 - ランサーミナ:
怒りは原始的な本能の一つですから。
- エフネル:
意外だな?アンタの口から「怒り」ってワードが出てくるなんて。
- ランサーミナ:
私だって怒ることはありますよ?
ティアマトにも怒ったことありますし。 - エフネル:
へぇ~?よく分かんないけどアンタが怒ったら怖そうなのは分かった。
- エフネル:
ふむ…アタシが一番怒ったことねぇ……
- エフネル:
最近だと…あのお財布くんがすぐに金を払わなかったことかな……
あれはかなりキレた…… - ランサーミナ:
じゃあつまり、エルネルさんの信念は愛ですね!
- エフネル:
どこをどう捉えたらそうなるんだよ。
- ランサーミナ:
あはは、愛憎って言葉もあるじゃないですか。
司令官に怒ったってことはそうかな~?と…… - エフネル:
これはただの不払い問題だろうが。
- ランサーミナ:
ふふ!冗談ですよ。
真剣にもう一度考えてみてください。 - エフネル:
アタシは冗談じゃなかったんだけどな……
- エフネル:
ふぅ……一番怒ったこと……ねぇ……
- エフネル:
親に捨てられた時か?……いや、あの時はガキ過ぎて何もわかんなかったし……
- エフネル:
実験されて強制的に“ニアソウルワーカー”になった時?
……いや、あの頃はもう人間に期待なんてしてなかった。 - ランサーミナ:
なんだか今不穏な事を聞いたような……
- エフネル:
うん。振り返ってみると…マジで死んでるのと変わらない人生だったな……
アタシって死体なんじゃね? - ランサーミナ:
はははっ!こんないきいきした死体初めて見ました。
- ランサーミナ:
エフネルさんは優しい死体ですよ。
- エフネル:
…おい、それは慰めてるのか?意外と口が悪いんだな。
ま、どっちにしろありがとう。参考になった。 - ランサーミナ:
役に立ったならよかったです。
- エフネル:
……
- エフネル:
…優しい…ね……
- ランサーミナ:
それより…エフネルさん……
- エフネル:
ん?なんだ?
- ランサーミナ:
そろそろ放してあげた方が……
……
- エフネル:
うわぁっ!?ウル!しっかりしろ!ウルー!!
- 主人公:
- しばらくして、エフネルが戻ってきた。
- どう?何か答えは見つかった?
- エフネル:
完璧な答え…ってワケじゃないけど……
なんとなく見つかりそうかな。 - それで最後の話し相手に俺が選ばれたってこと?嬉しいなぁ~!
- エフネル:
オエッ……黙れ。
- エフネル:
勘違いすんな。ちょっと聞きたいことがあっただけ。
- エフネル:
近くをうろついてる鉄虫とかいない?
- うーん、ちょうどいるね。
- エフネル:
ナイス!そいつはアタシが倒してくる。
特別にタダでやってやるから、喜べよ。 - ちょっと待って。一人じゃ危ないからストライカーズと一緒に―
- エフネル:
アタシが一人で全部倒せばいいだけだろ。
これはアタシの個人的な問題だから、手出しムヨーで - 分かった。君がそう言うなら仕方ないな。
- エフネル:
理解が早くてよろしい。んじゃ行ってくる。
- エフネル:
それで?
- エフネル:
どうしてアンタがついて来るんだよ。
- ストライカーズがダメなら俺をご指名かなって。
- エフネル:
アンタなぁ……。はぁ、もういいや……
余計なことを考えてたら、頭がおかしくなる…… - エフネル:
一応言っとくけど、危なくなっても助けないぞ。
自分の身は自分で守れ。