

シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- テネブリス:
お二人とも、準備は終わりましたか?
- うん。終わったよ。
- シラユリ:
私も準備できました。
- テネブリス:
わかりました。
同行するキャンプのメンバーはシラユリさんが先導してください。 - テネブリス:
司令官さんはなるべく戦闘ではなく、指揮をお願いします。
- 了解。じゃあ、すぐに出発する?
- テネブリス:
少し待ってください。まだ全員集まってないので。
- まだ誰かくるの?
- テネブリス:
はい、カントが―
- イリス・ユマ:
うちも行くばい。
- シラユリ:
…イリスさん?
- テネブリス:
あなたが一緒に動くなんて、意外ですね。
- イリス・ユマ:
勘違いせんで。
あくまで必要な物資を調達しにいくだけやけん。 - テネブリス:
…そうですか、わかりました。
- シラユリ:
……
- イリス・ユマ:
…なん?何ニヤニヤしとーと?
- シラユリ:
ふふ、何でもありません。
ただイリスさんが来てくれて嬉しいだけです。 - イリス・ユマ:
…うちが行きたいけん行くだけ、勘違いせんで。
それとうちが手に入れた物資はすべてうちのもんやけんね。よか? - そんなことにしたら競争になっちゃうよ。
- 今回は協力して物資を手に入れて、平等に分けたほうが…
- イリス・ユマ:
イヤ。
なんでうちがこいつと協力せんといかんと? - テネブリス:
イリスさん、落ち着いて。
あなたの気持ちはわかりますが、今回は協力した方がいい。 - イリス・ユマ:
今までまともに協力し合ったこともないくせに……よくそげんこつ言えるね。
- 主人公:
- やはり簡単にはいかないか……
- イリス、始める前からこんな風に争うべきじゃないよ。
- 君も少しでもたくさん物資を手に入れたいでしょ?
- イリス・ユマ:
……
- テネブリス:
イリスさん、よく聞いてください。
- テネブリス:
私たちが協力するのは、あくまでお互いの利益を最大にするためです。
他意は一切ありません。 - テネブリス:
今回向かうデパートは物資を狙うキャンプですでに溢れ返っています。
最初は流浪キャンプ間の争いでしたが、今は大型駐屯キャンプ同士の争いに 発展しています。 - シラユリ:
対話や交渉で解決できればいいのですが……そうはいかない状況になっています。
- テネブリス:
大型駐屯キャンプは人数だけでも100人以上。
いくらデパートの物資量だとしてもすぐに無くなってしまいます。 - イリス・ユマ:
じゃあ、リリーも連れて行ったらいいやん?
こういう時に使うためにおるっちゃないと? - テネブリス:
リリーがいくら私たちに友好的だとしても、
まだ人との戦いに巻き込むのは早すぎます。 - テネブリス:
他のキャンプではまだリリーをデザイアワーカーと見なしている人もいます。
そうなれば他のすべてのキャンプを敵に回すことになりかねません。 - テネブリス:
ですが、イリスさんは誰かを上に見たり、持ち上げたりするような行為自体に
否定的です。 - シラユリ:
イリスさん、今は現実を見て行動すべきです。
私からもお願いします。 - イリス・ユマ:
はぁ…わかった。
協力すればいいっちゃろ…… - イリス・ユマ:
でも物資はきっちり分けるけん、覚えとってよ。
- シラユリ:
ふふ、はい。それで十分です。
- テネブリス:
わかりました。
必要な分は遠慮なく持っていってください。 - イリス・ユマ:
気にかけとーフリなんかせんで、気持ち悪いけん。
- テネブリス:
……
- シラユリ:
それでも無事に協力し合えることになりましたね。
- そうだね。このまま上手くいけばいいけど…
- テネブリス:
なんとか努力してみます。
- そういえば、カントは?
- テネブリス:
カントにはキャンプに残るよう伝えました。
誰かはここを守らなければならないので。 - テネブリス:
まさか、イリスさんを呼んでいたなんて思いませんでした。
- 主人公:
- カントがイリスを呼んだのか……
- テネブリス:
では、そろそろ出発しましょう。
- テネブリス:
やはり予想通り他のキャンプの人たちが大勢いますね…
- イリス・ユマ:
なん?びびっとーと?
天下のソウルワーカー様は腰抜けなんやね。 - テネブリス:
私一人で戦うわけではないんです。
いたずらに事を大きくすると、こちらの被害も大きくなってしまいますから。 - テネブリス:
まずは様子を見ましょう。
- イリス・ユマ:
ここまで来て様子を見る!?
あんた、一体なんしに来たとよ! - イリス・ユマ:
他ん奴らに物資奪われてもいいとね!?
- テネブリス:
物資は一つや二つじゃないので、そこまで焦る必要はありません。
なるべく戦わずに物資を確保するのが最善です。 - イリス・ユマ:
はぁ……?
- シラユリ:
イリスさん、今はテネブリスさんを信じて待ちましょう。
事態が動いた時に行動を開始してもまだ遅くはありません。 - イリス・ユマ:
一回だけ我慢しちゃあ。
あんたの言うその"最善"ってのがどんなもんか、見せてもらうけん。 - イリス・ユマ:
ずっと情けなく隠れとるだけ……
いつまでこうしとけばいいと!? - イリス・ユマ:
もう思いっきりやり合えばいいやん。
- テネブリス:
無闇に他のキャンプと争うわけにはいきません。
進入するタイミングを見極めないと。 - イリス・ユマ:
そんなこと言っとう間に全部持っていかれたらどうするとよ!!
- イリス・ユマ:
全部持っていかれたあとに、「得るものがなくても、みんなが無事で良かった」
とか言うつもりね!? - テネブリス:
いくら私でもそれはありません。
- テネブリス:
安心してください。中には入りますから、本当にタイミングを計っているだけです。
他のキャンプ同士が争っている隙に物資を手に入れましょう。 - シラユリ:
ふふ、それではこういうのはどうですか?
- シラユリ:
テネブリスさんは突入のタイミングを見計らい、
その瞬間が来たらイリスさんの希望通り思いっきり戦う。 - シラユリ:
どっちの意見も採用するんです。これなら言い争わずに済みませんか?
- イリス・ユマ:
うーん…あんたの話は妙に言いくるめられとる感じがしてムカつく。
- イリス・ユマ:
でもそれでよか。そん代わりタイミングが来たら本気でいくけんね。
ビビッてついて来んとかなしやけんね。よか? - テネブリス:
わかりました。
- 主人公:
- その後、俺たちは隙を見て一気に突入し、難なくデパート内部を占拠した。
ふぅ、ソウルジャンクは大体片付いたね。
はい、戦闘終了です。
イリスさんと一緒だとすごく楽です。 そりゃもちろ……あれ?ここに何かが落ちとる……
イリスさん?
…ん?え?なん?
いえ、急にぼーっとしだしたので。
そのクマのぬいぐるみ…どうかしましたか? あはは、何でもなか、可愛かぬいぐるみって思っただけたい!
…そうですか?
ていうか、自分をクールキャラだと思ってる誰かさんは、
本気で戦ってなかったみたいやけど? なんで全力を出さんと?カントみたいに何か隠しとるっちゃろ。
おそらく、テネブリスさんなりの正義なのでしょう。
人を相手に本気を出せば、強盗と変わりませんから。
一線を守っているんでしょう。 ただ面倒くさくて適当にやったっちゃないと?
あんたっていっつも庇いよらん? いえ、私はただテネブリスさんがそれなりに苦労している
ということをお伝えしたいだけです。 …ちょっとこっち来て!
え?ちょ、ちょっと?イリスさん!?どうしたんですか、急に?
あんたさ…まさかテネブリスのことば尊敬とかしとらんやろうね?
敬意はありますよ?
少なくともキャンプの人たちのために努力しているというのは 間違いありませんから。 いっつも全てお見通しみたいな顔した奴のどこに敬意ば持てばいいとよ。
よく聞きぃ、シラユリ。
あいつはね、自分の偽善に浸った狂っとる奴なんよ。 特にあのデザイアワーカーの件たい。
一匹くらい懐かせたけんって、みんな救えるとかふざけたこと言い出しとろうが。 リリーみたいなんはいつどうなるかわからん爆弾なんよ。
キャンプのみんなも不安がっとる。 ですが、イリスさん。
聞くところによれば、それはテネブリスさんが行方不明になったロードさんとの 約束を守るためなのではないですか? ねぇ、シラユリ。
どこにおるかもわからん人間と今生きとう人間、大事なのはどっちね? …もちろん今生きている人です。
そうやろ?おらん人間の約束を守るとか、古臭い伝統ばっか守って
新しいもんば受け入れん老いぼれと同じやん。 あんたもよく考えてん。
ふざけた奴に惑わされんで、現実を見んと。 あの司令官とか何とかって人は、とっくに惑わされて手遅れみたいやけん、
うちらだけでもしっかりせんと! ……
イリスさん。私は悲しいです。
なんがね?
確かにテネブリスさんにまだまだな部分が多いのは事実です。
本当に残念なところや不満もあります。 だからこそ彼は見えないところで悩み、乗り越えようと努力しています。
今はただそれがうまくいっていないだけです。
司令官もそれを分かっているからこそ、
テネブリスさんを手伝っているのではないですか? やけん、それが問題なんよ。
だって何も解決しとらんやん! リーダーが悩んどって、何が上手くいくとよ?
…ですが、私たちだけでもその努力を理解してあげないと。
そうじゃないと良い方向にも進みませんよ。 じゃあ、ちゃんとした結果ば出せる人がおったとしたら?
しっかりしとるリーダーがおったら、あんたもそっちの方がよかやろ? まぁ…それは……誰もが認める方がいるのなら……
言ったね?あのバカたれよりマシなリーダーがおったら、そいつに従うって。
今、そういう話してましたか?
従うとまでは―
まぁ見ときい。
すぐにうちがテネブリスの化けの皮を剥がしちゃあけん! ……
- テネブリス:
幸い、大きな問題なくデパートに入れましたね。
このまま物資を持って出ましょう。 - シラユリ:
誰も怪我がなくてよかったですね。
- イリス・ユマ:
さっさと突入しとった方が早かったばい。時間ば使い過ぎなんよ。
- シラユリ:
まぁ、結果として上手くいっているんですから、このまま最後まで頑張りましょう?
- イリス・ユマ:
そうやね。持ってくもんは持ってかんと。
約束通り、うちが持っていったもんはうちらのもんやけん文句言わんでよ。 - テネブリス:
わかっています。
…その代わり、話をしたいので、少し時間をもらえませんか? - イリス・ユマ:
話?どうせ時間の無駄やろ。
- テネブリス:
本当に少しで構いません。
最後だと思って…お願いします。 - イリス・ユマ:
わかっ―
- 男性:
うわぁ!!ソウルジャンクだぁぁ!!
- テネブリス:
ソウルジャンク!?このタイミングで!?
- シラユリ:
司令官!
とんでもない数のソウルジャンクが下の階から上がってきています!! - テネブリス:
まさかソウルジャンクがデパートに罠を仕掛けていた!?
- 出口を塞がれたら危ない!すぐに脱出!
- テネブリス:
皆さん!私が先頭に立ちます!このまま脱出してください!!
- イリス・ユマ:
はぁ!?逃げると!?
物資はどうするとよ!! - テネブリス:
今はそれどころじゃありません!ここで無理をすると死人が出る!
- イリス・ユマ:
ここまで来て手ぶらで帰れって言うとね!!
いつもそうやってビクビクしよるけん、なんも上手くいかんとよ!! - テネブリス:
……
- テネブリス:
…シラユリさん、ソウルジャンクの数はどれくらいですか?
- シラユリ:
正確に把握は出来ませんが、100は優に超えています。
- テネブリス、まさか…
- テネブリス:
イリスさんの言うことにも一理あります。
たまには耳を傾けることも必要かもしれません。 - テネブリス:
大丈夫です。私が必ず皆さんを守りますから。
- テネブリス:
イリスさん、私たちは下の階に降りてソウルジャンクを防ぎます。
- テネブリス:
その間に上の階へ上がって物資を集めてください。
それでいいですか? - イリス・ユマ:
……なんか妙に素直やんか。
- テネブリス:
あなたの意見を取り入れたまでです。
- イリス・ユマ:
…それでも物資は平等に山分けやけんね!!
- テネブリス:
ええ。何なら配分を増やしてもらっても構いません。
- イリス・ユマ:
ふん…じゃあ、みんなついてきい!
うちらは上にあがって物資を集めるよ! - テネブリス:
ふう……
- シラユリ:
ふふっ、悪くない判断だと思います。
今回の件でイリスさんも少しはテネブリスさんに歩み寄ると思いますよ。 - テネブリス:
ですが、この判断が正しかったことを証明するには、
ソウルジャンクを防ぎきらないと。 - 大丈夫、俺がいる。
- テネブリス:
ありがとうございます。それでは行きましょう!
- 男性:
イリスさん!やりましたね!すごい量です!
これなら数ヶ月は余裕で持ちますって! - 女性:
あとはバッグに詰め込めるだけ詰め込んで帰るだけですね!
- イリス・ユマ:
オッケー!今日は帰ってパーティーたい!
- 女性:
ところで、イリスさん、これからどうするんですか?
- イリス・ユマ:
うん?何が?
- 女性:
テネブリスさんのことですよ!
私たちはテネブリスさんのやり方が気に入らなくて集まったじゃないですか。 - 女性:
でも今日みたいに意見を受け入れてくれるんなら……
こんな風に派閥を作る必要はないんじゃないかって思って。 - イリス・ユマ:
なん言いよると!?ちょっとマシになったけんって、すぐそっちに寝返るとね?
- 女性:
あ、いえ!そういう意味じゃなくて!
私は今でもイリスさんの方がリーダーに相応しいって思ってます! - 女性:
ただ…不要な争いは避けられたらって……
- イリス・ユマ:
…わかった。考えとく。
うちも別に喧嘩したいわけじゃなかけん。 - 女性:
えへへ、はい!さすがイリスさん!
- イリス・ユマ:
とにかく、それもここから出て―
- 男性1:
イリスさん!ソウルジャンクがっ!!
上の階からソウルジャンクが来ました!!すごい数です!! - イリス・ユマ:
はぁっ!?
なんで上から!? - 男性1:
ぎゃあああっ!!
- 女性:
イリスさん!
下への階段もソウルジャンクに塞がれてます! - 男性2:
みんな逃げろ!ここは俺たちが防ぐ!
- イリス・ユマ:
じゃあ、うちも―
- 男性2:
ダメだ、イリス!あんたはみんなを連れて逃げろ!
あんたが先頭に立って戦わなきゃみんな死ぬ! - イリス・ユマ:
うちがここに行くって言ったとよ!
やったらうちが責任とらんといかんやろ! - 男性2:
バカ言うな!あんたがここで死んだら、意味がないだろ!
- 男性2:
俺たちはあんたのことが好きだから、あんたの下に集まったんだ!
俺が死ぬのとあんたが死ぬのとじゃ意味が違う! - 男性2:
だから逃げろ!
時間がない、早く! - イリス・ユマ:
うぅ……くそっ!みんなうちについて来て!道を開く!
- イリス・ユマ:
…何でこうなったと……
- イリス・ユマ:
こんなはずじゃなかったとに…こんなはずじゃ……
- イリス・ユマ:
死んだ…?なんで?うちのなんが間違っとったと?
- イリス・ユマ:
…いや、違う。あいつのせいたい。
- イリス・ユマ:
テネブリス…!全部あいつのせいでこうなった……!
- イリス・ユマ:
あいつがうちらを上の階に行かせた……!
- イリス・ユマ:
あいつは最初っからソウルジャンクが上で罠ば張っとるって知っとったとよ……!
やけん、うちらを行かせたっちゃん……! - イリス・ユマ:
邪魔なうちらを消すために!
- イリス・ユマ:
ハハ…ハハハハ……!
- イリス・ユマ:
あのクソ男が……!
殺す…! - イリス・ユマ:
……
- テネブリス:
よかった。イリスさん、無事に戻ってきましたか。
幸い、私たちの方は大きな被害はありませんでした。 - イリス・ユマ:
よかった?なんがよかったなん?
うちが生きとって残念やったっちゃなかと!? - テネブリス:
残念?何を……
……?そういえば人数が少ない気が……他の人たちはどうしたんですか? - イリス・ユマ:
はぁ?それ本気で言いよると?
- シラユリ:
まさか、上の階にもソウルジャンクが…?
- イリス・ユマ:
そうたい、見事にやられたたい。
みんな死んでほしかったっちゃろうけど、こんなに生き残ったばい。残念やったね。 - テネブリス:
…イリスさん?
- イリス・ユマ:
あんたが仕組んだっちゃろ!
あんたが上に行かせたもんね! - テネブリス:
…何を言っているんですか。
- イリス・ユマ:
しらばっくれんな!
ソウルジャンクがおるって知っとったけん、うちらを上に行かせたっちゃろうが! - イリス、落ち着いて。そんなことする理由がないだろ?
- イリス・ユマ:
うちが気に入らんけん!
うちが派閥作って、力つけるのが嫌やったっちゃろ!! - イリス・ユマ:
やけん全員殺すか、できんくでも数を減らすつもりやったっちゃろうが!
頭の良いこったい!! - シラユリ:
イリスさん、落ち着いてください。
それは飛躍し過ぎです。 - イリス・ユマ:
いんや、うちは落ち着いとる!
あいつがうちば殺そうとして、みんなが死んだ!紛れもない事実やろうが! - イリス・ユマ:
やけん殺される前に殺す。殺さんと今度こそ殺される……
- イリス・ユマ:
死ね、死ね、死ね、死ね、死ね!
- イリス・ユマ:
死ね!クソ野郎が!