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Transcription
- トモ:
さぁ!司令官の番だよ!
- トモ:
右、左、どっちのカードにする?
- 主人公:
- ついに選択の時が来た。
- 主人公:
- どっちにする?右か?それとも左か?
- 主人公:
- いや、やっぱり右……ここはあえての左か……?
- 主人公:
- いや、ちょっと待て、俺があえて選ぶことを予想していたとしたら……?
- 主人公:
- ということはこれは右!……いや、相手はトモだぞ…!
- 主人公:
- そこまでの罠を張ってくるか……!?
- 主人公:
- うん。複雑に考えるのはやめよう。結局これは二分の一のゲーム。
- 主人公:
- 一か八か。あるかないか。男か女か。胸か尻か!
- 主人公:
- 胸と尻……俺は胸が好きだ。
- 主人公:
- いや、でも俺はお尻も好きだ。別に嫌いってわけじゃない。
でも、胸が目の前にあったらまず胸を…… - トモ:
ねぇ、このままだと朝になっちゃうよ!早くして!
- 主人公:
- 俺は胸も尻もどっちもいく……!じゃなくて、右!
- 主人公:
- 俺はトモが差し出していた二枚のカードのうち、右のカードを取った。
- 主人公:
- そして、恐る恐るカードを確認すると書かれていた数字は「2」だった。
- 主人公:
- そして俺が持っている最後のカードと同じ!つまり……
- 勝った!
- よし!これであとはヘルがあがれば…!
- トモ:
ほい、私の番ね~……あっ!私もあがり~!
- 主人公:
- ……
- 主人公:
- ということは……
- ヘル:
人間様!やりました!私が最後まで残りました!
- ヘル:
じゃあ人間様チームが勝ったってことですよね!
- 主人公:
- ……
- 主人公:
- まぁ、楽しかったならいいか……
- ヘル:
人間様、すみません……
- ヘル:
ジョーカーを最後まで持っている人が勝つゲームだと思ってました……
- 大丈夫、ルールを知ってても大して変わらなかっただろうし。
- ヘル:
……
- ヘル:
そうですよね。ルールを知っててもどうせ負けてましたよね。
- あ!違う違う!そういう意味じゃなくて!
- ヘル:
あうぅ…大丈夫です。
どうせ私は偶然通りかかったところに声をかけられただけですもんね…… 最初から戦力として数えられてないですもんね…… - 俺は楽しかったよ!ヘルとしたかったから誘ったんだし!
- ヘル:
…本当ですか……?
- もちろん。また一緒にゲームしよう。
- ヘル:
はい!えへへ……
- トモ:
とにかく、この勝負は私とリアンチームの勝利だね~!
- トモ:
へへん、司令官には何を奢ってもらおうかな~?
- 慈悲深きリアン:
ヘルがルール分かってないせいで逆に難しかったよ。
ポーカーフェイスみたいなものだもん。 - トモ:
あ~…!"パーカー"フェイス!
- トモ:
全然気にしてなかった!
- 慈悲深きリアン:
うーん……トモは逆にポーカーフェイスが通じないタイプだったか……
- うん。逆に強敵だった……
- 今度違うゲームでリベンジするよ。
- トモ:
いいよ!あ、でも私が出来るゲームにしてね!
- 慈悲深きリアン:
ふふ!あっ、ババ抜きでもしながらロストゲームのことを話そうと思ってたけど、
熱中して全然できなかったね。 - 慈悲深きリアン:
話を戻そうか。
- 慈悲深きリアン:
とにかくクリアおめでとう、司令官。どうだった?プレイしてみた感想は?
- ゲームって言うより実際に事件を体験してるような感覚だったよ。
- 主人公:
- 最初はただストーリーを進めてハッピーエンドを目指すだけのゲームだと
思っていた。 - 主人公:
- でも、あまりの没入感のせいで最後の方はゲームだということを忘れて、
ハルのあの結末に対してある種の責任すら感じてしまった。 - 慈悲深きリアン:
ふふ、そうでしょ?S.H.Sが作ったゲームはそうなんだよね。
- 慈悲深きリアン:
シナリオ構成とゲームのクオリティーがしっかりしてて、
プレイヤーがのめり込んでいっちゃうんだ それこそ、ゲームだってことを忘れちゃうくらいに。 - 慈悲深きリアン:
ゲームの内容を見るに、登場人物の運命を変えることが目的みたいだね。
- 慈悲深きリアン:
それなら、次のステージも似たような流れになる可能性は高いね。
- 慈悲深きリアン:
そして、そのロストゲームのもとになったゲームを作った会社なんだけど……
おそらくライアンコーポレーションってとこだね。 - 慈悲深きリアン:
電子娯楽が衰退してた時代に最後までビデオゲーム開発を止めなかった
なかなか気概のある会社だよ。 - そこにS.H.Sが所属してたの?
- 慈悲深きリアン:
ううん。S.H.Sはあくまで個人だよ。
- 慈悲深きリアン:
ライアンコーポレーションは第二次連合戦争の影響で良い最後だったとは
言えないから…… 当時開発中だったものをS.H.Sが見つけてリメイクしたのかもね。 - 慈悲深きリアン:
ライアンコーポレーションの最後のプロジェクトが
バイオロイドと関連したゲームだったはずだから。 - バイオロイド?さっきビデオゲームを作ってたって言ってなかった?
- 慈悲深きリアン:
バイオロイドが中心の時代だったからね。
生き残るために挑戦してみたんだと思うよ。 - 慈悲深きリアン:
だから、もしかしたらゲームをクリアすれば、ライアンコーポレーションが
開発したバイオロイドを手に入れることができるかもしれないね? - それなら尚更クリアしないとな。
- 慈悲深きリアン:
あはは!
- 慈悲深きリアン:
司令官はクリア報酬なんかなくても、もう最後までやる気でしょ?
- 主人公:
- 確かに、最初は単なるゲーマーとしてのプライドでクリアする気だった。
- 主人公:
- でも、ハルと出会ってバッドエンドのあの光景を見た時、
俺は本当に誰かを失ったような悲しみを感じた。 - 主人公:
- だから今では例えゲームの世界、ただのキャラクターだとしても、
悲しませたくないと思ってしまっている。 - せっかく作られたんだからクリアしてあげたいなって。
- そう思っただけだよ。
- はは…変かな?
- 慈悲深きリアン:
ううん。全然?ゲーマーならそう思うのも当然だと思うし、ワトソンらしいよ。
- 慈悲深きリアン:
目の前に誰もクリアしてない面白いゲームがあるんなら……
- 慈悲深きリアン:
クリアしてやろうって思うじゃん?
- 慈悲深きリアン:
それに、きっとゲームの方も誰かにクリアされることを望んでるはずだよ。
- ヘル:
……
- ヘル?どうした?
- ヘル:
あの、人間様……お、お願いがあるんですが…いいですか?
- 何かな?
- ヘル:
あ、えっと…人間様と一緒にそのゲームをやってみたいです。
準備できた?お兄ちゃん。
- いつでもOKだよ。
ヘルの方は?
あ、あ!私も準備できました…!
でも、本当に大丈夫?
本当に怪我するわけじゃないけど、戦闘が起こる可能性は大だよ? 大丈夫です!人間様にどんなゲームなのかは教えてもらいました!
それに、私も仮想現実に入ったことがありますので!
分かった。もし危なかったら私がすぐに出してあげるね。
ゲームに入った直後は少しぼーっとするかもしれないから気を付けて。 は、はいぃ……
そんでお兄ちゃんが最初の記録をこの前クリアしたから、
二つ目の記録がプレイできるようになったみたい。 詳しいことは分からないけど、たぶん前と同じ世界だと思う。
ただ、どの時系列で何が起こってるのか、誰がいるのかもわからないから……
気を付けて。 - わかった。
じゃあ、始めるよ!気をつけていってらっしゃい!
うっ……!
- 主人公:
- すると、また慣れた感覚に襲われ、俺とヘルは二つ目の記録の中へ
入っていった。