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Transcription
- バーバル:
さて、今日は新たな同志が3人も加わった記念すべき日だ。
- バーバル:
天も祝福してくれているのか食糧も十分ある、今日は遠慮なく食べて飲んで祝おう!
- 男性:
ありがとうございます!バーバルさん!
- 女性:
いただきます!バーバルさん!
- 主人公:
- 俺たちがキャンプに到着して日が暮れると、バーバルは俺たちを歓迎する宴を
開いてくれた。 - ハル・エスティア:
……
- バーバル:
どうした?君も色々抱え込んでいるようだが、
今は何も考えず楽しんでくれると嬉しい。 - ハル・エスティア:
私は…大丈夫です。皆さんで楽しんでください。
- バーバル:
もし、食糧の心配をしているのなら心配しなくてもいい。
我がアズランドキャンプは最近とても豊かでね、 これくらいの贅沢をしても問題にならない。 - バーバル:
ここにいる全員が君が心を開いて、笑顔を取り戻してくれることを望んでいる。
さあ、これも君のために自分の命を捧げてくれた豚の肉だ。 豚の気持ちを受け取ってあげてほしい。 - 男性:
何があったのかは知らないけど、今はすべて忘れて一緒に楽しもう!
- 女性:
そうよ!みんなあなたの味方!誰もあなたを傷付けないわ!
- ハル・エスティア:
い…いや…私は……
- 少しでもいいから食べてみな。すごく美味しいよ。
- ほら、ワーグも美味しそうに食べてる。
- ワーグ:
……もぐもぐ……
- 男の子:
このお肉食べないの?じゃあぼくが食べる~!
- ワーグ:
おいっ!何を勝手に!それは私が最後に残しておいた肉だ!
- 男の子:
へへへ~!早いもん勝ちだよ~!あむっ!
- ワーグ:
くっ……子供だと思って優しくしてれば調子に乗って……
- 女の子:
そんなことで喧嘩しないの!お肉はたくさんあるでしょう?
- 女の子:
ほら、ワンちゃん、これをお食べ。
- ワーグ:
…感謝する。だが、私はワンちゃんではない……
- ほらね?
- ハル・エスティア:
…わかりました。
- ハル・エスティア:
あっ、熱……
でも……美味しい。 - 男性:
さぁ!この串焼きも食べてみてくれ!自信作だよ!
- 女性:
表情は変わらないけど、美味しそうね!よかったわ!ほら、これもどうぞ!
- ハル・エスティア:
あ、あの…そんなには食べられません……
- 主人公:
- しばらくして、宴の盛り上がりも最高潮を迎える頃、俺は腹ごなしを兼ねて
キャンプから少し離れた場所へとやって来た。 - ハル・エスティア:
……
- 隣、座ってもいい?
- ハル・エスティア:
…勝手にしてください。
- 「近寄らないで」とは言わないんだね。
- ハル・エスティア:
…そう……ですね。
- ハル・エスティア:
……
- ハル・エスティア:
あの、司令官さん。
- ハル・エスティア:
司令官さんは私に「心を楽にしてみろ」と言っていましたよね?
- うん。少しは楽になった?
- ハル・エスティア:
……よくわかりません。
- ハル・エスティア:
でも、ここに来て色んな人に会って……たくさん話しました……
本当にたくさん…… - ハル・エスティア:
ここの人たちは私が空白のすべてを嫌悪していることを知っても、
私を応援するって言ってくれました。 母を失ったことも自分のことのように悲しんで、慰めてくれた…… - ハル・エスティア:
もちろん私の目的は空白を消し去ることです。
でも……そんなに焦らなくてもいいような気がしてきました。 - ハル・エスティア:
少しだけ……余裕が生まれました。
- ハル・エスティア:
あと、司令官さん、ワーグさんに……感謝してます。
- 俺とワーグに?
- ハル・エスティア:
私は二人に会う前まで、ずっと否定的な考えに囚われてました。
- ハル・エスティア:
私は私のすべてを奪った空白に復讐することしか考えてませんでした。
- ハル・エスティア:
この巨大な空白に……どうにかして復讐するために強くならないとって
一人で焦って…… - ハル・エスティア:
ただひたすらに強くなりたい、強くなるしかないって思っていました。
- ハル・エスティア:
でも、司令官さんとワーグさんのおかげでキャンプの人たちとも出会って、話して……
その考えも少し変わりました。 - ハル・エスティア:
ずっと復讐のことだけを考えてソウルジャンクを殺し続けるよりも……
- ハル・エスティア:
時にはこうやって誰かと話して過ごすのも悪くないのかな……って。
- ハル・エスティア:
不思議ですよね?今日会ったばかりなのに……
二人に会ったことでここまで心境が変わるなんて。 - ハルの根っこの部分が良い人だったってことなんじゃない?
- ハル・エスティア:
え……?
- 短い時間でそんな風に変わったんでしょ?
- ってことはハルは元から良い人だったんだよ。
- ハル・エスティア:
……そう…なんでしょうか……
- ハル・エスティア:
それでも……私をこんな風に変えてくれた二人に感謝したいんです。
- ハル・エスティア:
……あの……何かお礼させてくれませんか……?
私にできることなら何でもします。 - うーん……
- ハル・エスティア:
どうしたんですか?急に黙って見つめて……
- それなら……まだ難しい顔しか見てないから……
- 笑ったところが見てみたいな。
- ハル・エスティア:
え?笑ったところ……?
そんなことですか……? - うん。
- ハル・エスティア:
あっ、あの……急にそんなこと言われても……
- ハル・エスティア:
こ、こう……ですか?
む、難しいですね…… - はは、無理矢理に笑わなくてもいいよ。いつかでいいんだから。
- ハル・エスティア:
でも、こうでもしないと私は笑わないと思います。
- ハル・エスティア:
まだ復讐しないといけないから……
- ハル・エスティア:
確かに心は少し楽になりましたけど……まだ笑うなんて出来ません。
- やっぱり復讐が終わるまでは笑えないよね。
- ハル・エスティア:
はい……そうですね。
- うん。笑顔って楽しい気分にならないと出てこないからね。
- ハル・エスティア:
すみません……少なくとも、全部殺してからじゃないと……
- でも、殺す事だけを考えてれば全て解決するとは限らないよ。
- ハル・エスティア:
はい?
- 復讐にも色々あるってこと。
- ハル・エスティア:
…意味が分かりません……
- いつか分かる日が来るよ。
- ハル・エスティア:
…本当にそんな日が来るんでしょうか?
- 大丈夫。俺たちも手伝うから。
- ハル・エスティア:
……
よし。今日の鍛錬はここまでだ。
はぁ…はぁ……
はい。ありがとうございました…… 少なくとも剣の握り方、振り方は完全に身に付いただろう。
お前の元々の力からすれば考えられないほど強くなったはずだ。 確かに…以前より剣が軽く感じます。
木は倒れないように地面に根を張る。剣も同じだ。
下半身がしっかりしてこそ、本来の威力を発揮することができる。 そうですね。
でも私には…別の理由もありそうです。 別の理由?
この空白に入ってから…死んだお母さんの顔ばかりが頭に浮かんでいました。
何をしていても、何も感じることはなかった。 ……
でも、ワーグさんと鍛練して、司令官さん、そしてキャンプの人たちと
過ごしていたら……少し心に余裕ができたみたいです。 最近は焦りも感じないし、食事も美味しく感じるし……
何より、久しぶりにゆっくり眠ることができました。 ……そうか。それならばよかった。
あ……ははは……大した変化じゃないかもしませんけど。
……
ワーグさんも……大切な家族を失ったんですか?
何故そう思う。
私の話を聞いている時のワーグさんが何だか悲しそうに見えて……
違ったらごめんなさい…… …悲しそうだったか……
はい、少なくとも私にはそんな風に見えました。
…お前がそう感じたのならそうかも知れない。
確かにお前の言う通り、私は大切な家族…母を失った。
そして、その後……ある目的のためだけに生きていたが…… それは叶わなかった。 そう考えると……お前と私は少し似ているのかもしれない。
……ワーグさんは叶わなかったことをどうやって乗り越えたんですか?
乗り越えてなどいない。
え……?
完全に乗り越えることができたなら、
お前にそんな表情を見せることもなかっただろう。 ある者に言われた。
「執着せずに、自分の人生を生きろ」と……
だが、私は……この痛みを持ったまま生きていこうと思っている。
どうしてですか?
消し去ってはいけないと思ったからだ。
どんなに悲しくても苦しくても、この痛みは私の一部だ。
それを消し去ることは私自身を否定することに繋がるから……
私は消し去らず、受け入れることにした。
だから、乗り越えてなどいない。
ワーグさんは……本当に強いですね……
それに比べて私は……
お前は十分強い。
戦う力の話ですよね?
そうだ。だが、その力はこの世界で生きていくために必要な力だ。
生きていなければ、自分自身を振り返ることも成長することもできない。
だから、力は必要だ。 生きていなければ……
ありがとうございます。
何だか以前とは違った意味でもっと強くなりたいって思えました。 そうか、それならよかった。
では鍛錬を再開しよう。
え?今日はここまでだって……
もっと強くなりたいと思ったのだろう?なら、まだやるべきじゃないか?
うっ……分かりました……!
ふむ……そちらのキャンプの事情はよく分かった。
…とにかくデザイアワーカーの行方を追っているんだな?
はい、そうです。
でも、デザイアワーカーがうろついているのなら、大きな事件でも起きているはず。
どこかで野垂れ死んでるんじゃないか? "ハル・エスティア"は騒ぎを起こす性格ではありません。
ですが、いつどこで動き出すかわかりません。
大きな災いとなる前に排除するのが最も安全です。
ですが、僕たちの駐屯キャンプ"グラスカバー"だけで彼女の動きを把握し、
対応するのも限界があります。 わかった。もうすぐキャンプの代表者会議が開かれる。
そこでそのデザイアワーカーについての情報を共有することにしよう。 そうすれば、すぐに見つかるはずだ。
ありがとうございます。僕らのキャンプが処理しなければならないことなのに、
協力してもらって申し訳ありません。 はは、大変な時はお互い様だよ。だが、本当に申し訳ないと言うなら……
今日の取引はもう少し上乗せしてくれたら嬉しいかな。 "テネブリスさん"に相談しないと分かりませんが、
きっと前向きに検討くださるはずです。 とにかくご協力、本当にありがとうございます。 いや、こっちもおかげでさらに物資が手に入る。
Win-Winということさ。 そうですね。ふふふ……
ん?ずいぶん嬉しそうだね?
もちろん。あれを逃してからというもの…夜も眠れませんでしたから。
僕が""あれ""を作るのにどれだけ苦労したか……
せっかくの""傑作""をこんな風に逃すわけにはいきません。 何のことか分からないが……居場所が分かったとしても
捕まえることなんて出来るのか?相手はデザイアワーカーだろ? ご心配なく。
居場所さえ分かれば、僕が直接対処しますので。 手はあります。
そうなのか。まぁ、こっちはなるべく危険なことに深く関わりたくない、
居場所が分かったらあとはそっちが上手くやってくれ。 はい、よく分かっています。
あれが完成する所を見るのが本当に楽しみです。