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- 時間を遡ること数日前

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  1. - 時間を遡ること数日前

  2. それは“ロストゲーム”だね。

    1. ロストゲーム?
  3. そそ。

  4. 大昔の良いゲームとか、復元不可能って言われてたゲームを滅亡前のクオリティーでリメイクしたゲームのことだね。

  5. 当時はカルト的な人気があったんだよ。

  6. あ、でも普通にリメイクされたゲームはロストゲームじゃないわ。「S.H.S」って人が作ったものをロストゲームって言うの。

  7. その装置にS.H.Sって文字が刻まれてるって言ってたよね?じゃあそれはロストゲームだよ。

    1. そのS.H.Sってどういう人物?
  8. その装置の開発者で「ロストゲーム」っていう言葉を初めて使った人物……でも、正体については詳しくは知らないんだよね……

  9. 分かることと言えば、突然世間に現れたってくらい?

  10. 正体を明かさず神ゲーをリメイクする……まぁ、ゲーム界の変わり者ってところだね。

  11. 私もS.H.Sが復元したゲームにはお世話になったよ~……昔のゲームっていってもやっぱりゲームだからね。本当に面白くて参考になる事ばっかり!

  12. さらに面白いのは、自分が気に入ったゲームはただ普通にリメイクするだけじゃなくて、手を加えてさらに良いゲームにリメイクしちゃうってとこなんだよね。

  13. その装置のストレージ、相当大きいんでしょ?

  14. 昔のゲームのデータ容量がそんなに大きいわけないだろうから、きっと何か隠されてるはずだよ。

    1. ふむふむ。リアンはそんなに興味ない感じ?
  15. 興味はあるんだけどね…今はこの新作ゲームのテストプレイを終わらせないといけなくて…配信日を発表しちゃってるせいで修羅場でェ……

  16. そうそう、だからトモも手伝ってるんだよ。

  17. あ、今のところ、挙動おかしくなかった!?

    1. そっか…おつかれさま……
  18. ふふっ、好きでやってることだからどうってことないよ。

  19. よかったら手伝っていかない?ゲームが上手い人の手が欲しいんだよね……

    1. うーん。手伝いたいのはやまやまだけど……
    1. 今はゲームの方を調べたくて……
  20. えへへ、わかった。

  21. あ、プレイするんなら、いろんな意味で覚悟しておいた方がいいよ。

  22. S.H.Sがリメイクしたゲームは手強いから。

  23. 頑張ってね!司令官!

  24. - 現在に戻り、状況をおさらいしよう。

  25. 主人公:

    - 俺たちは偵察中に、隠された地下施設で巨大なデータ保存装置を発見した。

  26. 主人公:

    - そしてそれを調べた結果、仮想現実を使ったゲームだということがわかった。

  27. 主人公:

    - 俺は安全を確認したあと、意気揚々とゲームに接続したわけだが……

  28. 主人公:

    - 見事バッドエンドを迎えてしまった。

  29. ドクター:

    お兄ちゃん!準備ができたよ。

  30. ドクター:

    そうそう、最初はお兄ちゃん一人だけしか接続できなかったけど、別の人と一緒に接続できるように改造したよ!

  31. ドクター:

    テストしたけど問題なかったし、協力プレイで挑戦するのはどう?

  32. 主人公:

    - 確かに協力プレイなら選択の幅も広がって、クリアできる可能性が高くなるかもしれない。

    1. じゃあドクターはどう?協力プレイ。
  33. ドクター:

    私?うーん…お兄ちゃんと一緒にゲームはしたいけど、外で状況を見守ってなきゃだから私は無理だね。

  34. 主人公:

    - じゃあ誰に手伝ってもらおうか……?こういうゲームが好きな子は多いけど……

  35. ワーグ:

    ドクター、先日私たちが発見した装置について気になることがあるのだが……

    1. ワーグ、いいところに。
  36. ワーグ:

    あ、主様!?どうしてこちらに?

    1. ワーグが見つけてくれた装置を調べてたんだよ。
    1. かなり気に入った。
  37. ワーグ:

    気に入っていただけたのなら幸いです。

    1. それで、突然だけどご褒美欲しくない……?
  38. ワーグ:

    いえ。私は褒美のために見つけたわけではありませんので……

    1. じゃあ、いらない?
  39. ワーグ:

    うっ…そんな風に言われますと……ほしい…です……

    1. よし、じゃあ、俺の隣に座って。
    1. ドクター、準備して。
  40. ドクター:

    うん!わかった!ワーグお姉ちゃん、ここに座って!

  41. ワーグ:

    え……?座る……?

  42. ドクター:

    そして、これを被って……

  43. ワーグ:

    ちょっと待て…?ドクター…!?主様…!?

  44. ドクター:

    そんじゃあ、起動するね!今度は無事にクリアできるよう祈ってるよ。ワーグお姉ちゃんも楽しんできてね!

  45. ワーグ:

    楽しんで……?主様、これは一体…!

  46. ドクター:

    3…

  47. ドクター:

    2…

  48. ドクター:

    1…グッドラック!

  49. 主人公:

    - ドクターの最後の言葉とともにお馴染みの感覚がやってきて、俺の視界は明滅して真っ白になった。

  50. 主人公:

    - ここは…

  51. 主人公:

    - 前回プレイした時に最初に来た森だ。本当にデータが全部リセットされたんだな。

  52. 主人公:

    - ……仕方ない。また最初から一つずつ進めるしかないか……

  53. ワーグ:

    主様?ここは一体?たしか先程までオルカに……

  54. 主人公:

    - 振り返ると一緒に入ってきたワーグが戸惑っていた。

  55. 主人公:

    - ワーグは仮想現実は初めてだったようだ。

    1. ここは仮想現実のゲームの中だよ。
  56. ワーグ:

    仮想現実……聞いてはいましたが、まさかこれ程とは……これがゲームだなんて信じられません。

  57. 主人公:

    - ワーグは仮想現実ということを聞くや否や、素早く状況を把握し始めた。

  58. ワーグ:

    私たちは今、ゲームの中のプレイヤーとして入っているということですね?

    1. そう。そしてこのゲームをクリアするのが俺たちの目標だよ。
  59. ワーグ:

    状況は理解しました。では、主様がゲームをクリアできるよう最善を尽くします。

    1. ありがとう。じゃあ、とりあえず動こう。
    1. もうすぐ向こうで戦闘が始まる。
  60. ワーグ:

    戦闘…ですか?

  61. ワーグ:

    主様!鉄虫です!そして何者かが戦っています!

  62. 主人公:

    - 予想通り、最初のプレイと同じ流れで話が進んでる。

  63. 主人公:

    - 何であれ、今回も「あの少女」を助けるのが先決だ。

    1. ワーグ、まずはあの鉄虫から片付けよう!
  64. ワーグ:

    分かりました!

  65. 主人公:

    - さぁ、リスタートだ!

  66. 主人公:

    - 今回こそ必ずクリアしてやる!