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Transcription
- 主人公:
- ……
- 主人公:
- …………
- 主人公:
- 俺は……
- 主人公:
- 失敗したのか?
- 主人公:
- どうしてこうなった?
- 主人公:
- どこで俺は間違った……
- 主人公:
- 俺はただ……
- 主人公:
- 彼女に笑ってほしかっただけなのに。
- 主人公:
- こんな悲惨な結末……望んだわけじゃない。
- 主人公:
- 血と肉が焼ける臭い……
- 主人公:
- バラバラになって散らばる死体……
- 主人公:
- そんな凄惨な光景の真ん中に少女が一人立っている。
- ???:
司令官さん…司令官さん…私…やっとわかりました。
- ???:
何で気持ちが悪かったか… 何を勘違いしていたか…
全部理解しました! - ???:
この人達も…この空白の中の人達も…みんな 空白と一緒です…
- ???:
人間じゃなくて、 空白の一部だったんです!
- ???:
全部殺すべきでした…!全部!あは…あははははは…!
- ???:
あれ…?司令官さん…?司令官さんも… 空白じゃないですか……
- ???:
なら…みんなと同じように…司令官さんも殺さなきゃ…
- ???:
アハハ……!アハハハハハハ……!
- ???:
司令官さん…死んでください……
- 主人公:
- そして、冷たい大剣が俺の体を貫いた。
- 主人公:
- 段々とぼやけていく感覚と遠ざかる視界の中で俺は思った……
- 主人公:
- 笑っている彼女の姿とこの光景が……
- 主人公:
- 皮肉にも似合っていると……
- ドクター:
お兄ちゃん……!
- ドクター:
お兄ちゃん!聞こえる!?
- ドクター:
バイタルは問題ないみたいだけど……
- ドクター:
お兄ちゃん!私のことわかる!?
- ドクター……?
- ってことは…現実に戻ったのか……
- ドクター:
うん。ゲームオーバー。
- ドクター:
やっぱりゲーム内で死ぬと強制的に接続が切れるみたいだね。
- ドクター:
はぁ…モニタリングしてたけど、お兄ちゃんがいきなり刺された時は
心臓が止まるかと思ったよ! - ドクター:
相当痛かったんじゃない?大丈夫?
- 大丈夫だよ。大したことない。
- ドクター:
ふぅ…それならいいんだけど。
- ドクター:
でも……お兄ちゃんが死んじゃったせいか、プレイしてたデータが
リセットされちゃったね。 - 主人公:
- リセット……?
- ドクター:
クリアするためにはもう一度最初からやらないといけないってこと。
- 主人公:
- そんな……殺されたことよりもショックだ……
- 主人公:
- 俺は被っていたゲーム用のヘルメットを脱いでゆっくりと立ち上がり……
- 主人公:
- 目の前に鎮座する巨大な“六角形の柱”を眺めた。
- 主人公:
- 膨大なデータが保存されているというストレージ装置。
- 主人公:
- 装置の前面には大きく「S.H.S」と刻まれている。
- 主人公:
- 俺はつい先ほどまでこの装置が作り出した仮想現実の世界に入っていた。
- 主人公:
- そして、そこで一人の少女と出会い、短い時間だったが行動を共にした。
- 主人公:
- しかし、最終的にはその少女に殺されてしまった……
- 主人公:
- 俺はどうやら選択肢を間違い、バッドエンドになってしまったらしい。
- ドクター:
それでお兄ちゃん、これからどうするの?
- ドクター:
やっぱりアルファお姉ちゃんとベータお姉ちゃんに頼んで
ハッキングしてもらおうよ? - ドクター:
最初のステージでこれだし、中に入ってるステージ全部クリアは
かなり難しいんじゃない? それにそもそもクリア報酬が何かも分からないし…… - いや……まだ一回失敗しただけだよ。
- 俺がこんなことで諦めるわけないだろ?
- 主人公:
- せっかく作られたゲームをそんな手段でクリアするなんて、
ゲーマーとしてのプライドが許さないし、製作者に対しても失礼だ。 - ドクター:
お兄ちゃんならそう言うと思った。
- ドクター:
じゃあ再接続の準備をするから、少し待ってて。
- 主人公:
- 俺は気を失う直前の光景を思い出した。
- 主人公:
- 少女の笑みは、どこか寂しそうだった。
- 主人公:
- 一体誰が何のためにこのゲームを作ったのかは分からない。
- 主人公:
- だが、一つだけ確かなことがある。
- 次こそは絶対にクリアしてやる……
- 主人公:
- このゲームのことをかなり気に入っているということだ。