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Transcription
- 主人公:
- あれから数日、オルカ号はホッカイドウのトマコマイという場所に到着した。
- 主人公:
- 移動中もエイダーがロクの行方を捜索してくれていたが、
どうやらトマコマイの北にある巨大な建造物に移動したような痕跡があったそうだ。 - 主人公:
- 建物の名前はDエンタードーム。資料によると伝説関連の建物らしい。
- アルマン枢機卿:
通称Dドーム。
- アルマン枢機卿:
ドームという名前ですが、巨大な撮影スタジオと思っていただければ
わかりやすいかと。 - アルマン枢機卿:
内部に街や戦場などを再現して撮影するんです。
- アルマン枢機卿:
滅亡戦争勃発直前に完成したので、あまり使われなかったようですが……
- アルマン枢機卿:
ここを拠点にしている勢力がいるのなら…保護されている可能性は高いですね。
- ドクター:
そこの人たちがいい人達だったらいいんだけど……
- 主人公:
- ドクターが元気なく小さな声で言う。
- 主人公:
- セントオルカ回収を決定したのは俺だし、あのロクがこんなことになるだなんて
誰にも分からなかったことだ。 - 主人公:
- だからドクターが責任を感じることはないと言っているのだが、
ずっとこんな感じで元気がない。 - きっと大丈夫だよ。
- ドクター:
うん……
- アルマン枢機卿:
ロクさんが移動した痕跡と一緒に小規模な戦闘の痕跡も点々と
続いているのが確認されています。 - アルマン枢機卿:
敵対的な勢力に無理矢理連れ去られた可能性は低いかと思いますよ。
- ドクター:
うん……そうだね。
- アルマン枢機卿:
現在、スカイナイツがDドームの偵察を行っています。
それが終わり次第、セントオルカの格納庫へも向かってもらう予定です。 - アルマン枢機卿:
とりあえずはエイダーさんによると格納庫自体に大きな損傷はなさそうですので…
- アルマン枢機卿:
恐らくロクさんも戦闘によって損害を出さないように
格納庫から離れる判断をしたのでしょう。 - ドクター:
ロクお兄ちゃんならそういう判断をするよね。
- ドクター:
うん……
- 主人公:
- ドクターは小さくうなずいた。
- ドクター:
とにかく、私は私に出来ることをしてロクお兄ちゃんが帰ってくるのを待つよ。
- アルマン枢機卿:
はい、そうしてください。
- アルマン枢機卿:
今回の事件には特異体が関わっている可能性もありますので……
- アルマン枢機卿:
ドクターさんの分析が重要です。
- ドクター:
わかってる。
- ドクター:
そっちはちゃんとエイダーお姉ちゃんと一緒に分析を行ってるから待ってて。
- ドクター:
でも、どんな存在がいたのかは、実際に戦闘があった場所に行かないと
確定できないと思う。 - わかってる。調査部隊はタイミングを見て出すよ。
- 主人公:
- このまま調査部隊を出しても、また敵性存在に襲われる可能性がある。
- 主人公:
- とりあえず今はスカイナイツの偵察結果を待つしかない。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
Dエンタードーム周辺に到着。これから観測を開始します。
- P-22ハルピュイア:
了解!
- P/A-00グリフォン:
……
- P-22ハルピュイア:
どうしたの?グリフォン。
- P/A-00グリフォン:
いや、フレースヴェルグがいつも通りだなって思って……
- P-22ハルピュイア:
うん。そうね?
- P-22ハルピュイア:
いつものフレースヴェルグね。
- P/A-00グリフォン:
おかしくない?
- P-22ハルピュイア:
いつも通りなのはいいことじゃない。
- P/A-00グリフォン:
だって、伝説が作った建物だよ?いつものあいつなら
「中に入っていいですか!?ふひょー!」とか言うでしょ! - P-22ハルピュイア:
あはは!今のものまね似てる!
- P/A-00グリフォン:
うっ…そこはどうでもいいのよ!
- P-22ハルピュイア:
でも、まぁ確かに変ね?いつもモモのことになるとソワソワし出すのに……
- EB-48Gフレースヴェルグ:
二人とも……
- EB-48Gフレースヴェルグ:
い、いいい今は任務中ですよ。いくら私でもソワ…ソワソワソワンだなんて
するわけないじゃないですかかか。 - P/A-00グリフォン:
あっ……ちゃんと動揺してたわ。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
あまりその話題に触れないでください。こう見えて結構我慢してるので。
- P/A-00グリフォン:
こう見えてって…どう見えてよ……まんまじゃない。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
とにかく…任された任務はちゃんとこなします。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
今はロクさんの一大事ですから……
- P/A-00グリフォン:
そうね……
- P/A-00グリフォン:
私もからかい過ぎたわ。ごめんね。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
おひょ!?アアアア、あれは!!!
- P/A-00グリフォン:
ねぇ、私の謝罪返してくれる?
- EB-48Gフレースヴェルグ:
あぁ、すみません…
- EB-48Gフレースヴェルグ:
ではなく、大戦乱~枯れ果てた室町の花~第三部に登場する
クノイチ・コノハがいます!!! - P/A-00グリフォン:
とにかく、伝説社のバイオロイドがいるってことね……
- EB-48Gフレースヴェルグ:
そうです!!!!
- EB-48Gフレースヴェルグ:
わぁ……本物のコノハだ……しゅげぇ……
- 輪廻のウロボロス:
他にバイオロイドはおるか?
- EB-48Gフレースヴェルグ:
はい、ドームを囲むように一定距離を置いて立っているあたり、
警備をしているように見えます。 - 輪廻のウロボロス:
ふむ、組織的な行動をとっているということじゃな。
- 輪廻のウロボロス:
一度遠方から周囲をぐるりと回りながら観察して、
特異事項がなければデータをオルカ号に送信しなさい。 - EB-48Gフレースヴェルグ:
了解しました。
- 輪廻のウロボロス:
近くで見たいじゃろうが、今は我慢するんじゃよ。フレースヴェルグ。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
は、はい。もちろんです。
- 輪廻のウロボロス:
スレイプニール。
- P-49スレイプニール:
何?
- 輪廻のウロボロス:
ここの偵察が完了したら、次はセントオルカの格納庫へ向かう。
- P-49スレイプニール:
え?ドームの人たちに挨拶しないの?
- 輪廻のウロボロス:
うーん。何じゃろうな……何というか……儂らは接触しない方がいい気がする。
- 輪廻のウロボロス:
司令官がしっかりとした救助部隊を編成するじゃろうから、
その子たちに任せよう。 - P-49スレイプニール:
オッケー。ウロボロスがそう言うんなら多分そうなんでしょうね。
- 輪廻のウロボロス:
理解が早くて助かる。
- P-49スレイプニール:
えへへ、だって速いのが私だからね!
- P/A-00グリフォン:
理解が早いというか、あんまり考えてないというか……
- P-49スレイプニール:
何か言った?
- P/A-00グリフォン:
何も?
- 輪廻のウロボロス:
とにかく、セントオルカの格納庫方面はロクを襲った何者かがおるかもしれん。
- 輪廻のウロボロス:
皆、気を引き締めるように!
- タイラント:
バニラ~、ケーキが食べたいぞ。
- バニラA1:
今はダメですよ。ハッピー。
- タイラント:
何でだ!
- バニラA1:
オルカ号が港に停泊したので、色々忙しいんですよ。
- バニラA1:
だいたい、そんなにケーキが食べたいなら
ヨーロッパに残っていればよかったじゃないですか。 - バニラA1:
せっかくアウローラさんにお願いしておいたのに…
- バニラA1:
どうしてオルカ号に忍び込んだんですか?
- タイラント:
だって…アウローラに頼みに行ったら、我を見るなり逃げるから…… ケーキが食べられないと思って……
- バニラA1:
……一体どんな頼み方をしたんですか……
こんなことなら、アザズさんに自動給餌機でも作ってもらえばよかったですね…… - バニラA1:
では、ソワンさんに私から言っておきましょう。
- タイラント:
ソワン…!?あの女は駄目だ……!
- タイラント:
さっきキッチンに入ったら凄い目で睨まれた……
- バニラA1:
それはキッチンに入ったハッピーが悪いですね。
- タイラント:
あれは我を破壊する目だった……
- タイラント:
くそ!あの時ほど本来の体に戻りたいと思ったことはない!
本来の姿であればあんな目を向けられることはなかっただろうに!! - バニラA1:
………すっかりその体に馴染んでしまいましたね。
- タイラント:
とにかく!ケーキが食べたい!
- タイラント:
バニラぁ~!
- バニラA1:
はいはい、私の仕事が終わったら用意しますから待ってください。
- スターリング:
外の拠点へ搬送する物資は……よし。
- スターリング:
あとはあれとそれと……
- スターリング:
あ……
- スターリング:
アザズさん。
- 解体者アザズ:
はい?
- スターリング:
ロクさんが帰ってきた時はどこで修理するんですか?
- 解体者アザズ:
オルカ号でする予定です。
- 解体者アザズ:
ロクのパーツは特殊なものが多いですから、
ハンガーの奥に特別なスペースを設けてます。 - 解体者アザズ:
パーツなどもそこにあります。
- スターリング:
足りないものはないでしょうか?
- 解体者アザズ:
私がさっき確認したので大丈夫ですよ。
- スターリング:
了解です。
- スターリング:
ふぅ……何か手伝えることはないかと思ってついてきたけど……
- スターリング:
物資のチェックくらいしか役に立ててない気がするし、
一応自分の目でも確認しておこう。 - スターリング:
これがロクさんのパーツが入っているコンテナ。
- スターリング:
ロックを解除して……
- スターリング:
…………
- スターリング:
え?
- スターリング:
ええええええええ!!!
- 解体者アザズ:
どうしました?
- スターリング:
これ!私が設計したやつううううう!!!
- 解体者アザズ:
ですね。
- スターリング:
どうしてこれがここに…?ていうか他のパーツは!?
- 解体者アザズ:
恐らく積み込みの時に間違ってしまったんでしょうね。
- スターリング:
アザズさん、さっき確認したから大丈夫って言ってませんでしたか?
- 解体者アザズ:
はい、確認しました。
- スターリング:
でもこれ、ロクさんのパーツじゃなくて私が設計したパーツ……
- 解体者アザズ:
はい、知ってます。
- スターリング:
?????
- 解体者アザズ:
ロクのパーツなのは確かなので大丈夫です。強度的にも問題ありませんし。
- スターリング:
……
- スターリング:
いいのかな……
- クノイチ・エンライ:
ハツナ、スミレ。
- クノイチ・エンライ:
ロクさんの救出部隊のメンバーに選ばれました。すぐに準備をしなさい。
- クノイチ・ゼロ:
わかりました。
- クノイチ・ゼロ:
それにしても珍しいですね?拙者たちが救助隊とは…
- クノイチ・カエン:
偵察、潜入なら、わかるけど。
- クノイチ・ゼロ:
でござる。
- クノイチ・エンライ:
詳しくは出発前の打ち合わせで聞くと思いますが……
- クノイチ・エンライ:
今回ロクさんが避難していると思われる場所が伝説社の建物なのです。
- クノイチ・エンライ:
そして、そこを警備していると思われるバイオロイドの中に
クノイチ・コノハがいたと。 - クノイチ・ゼロ:
なるほど、同じ伝説所属のバイオロイドの方が警戒されずに
済むということですね? - クノイチ・エンライ:
そうです。
- クノイチ・エンライ:
そういう理由でモモさん、ポックルさん、サレナさんも同行します。
- クノイチ・エンライ:
本来ならもっと大人数で行くべきなのでしょうが、
今回は色々と不測の事態が考えられますので、 単独で動くことが得意な方々で構成しているそうです。 - クノイチ・カエン:
わかった。
- クノイチ・ゼロ:
それにしても…コノハですか……
- クノイチ・ゼロ:
拙者は一応敵だったので、あまり良い思い出がありません。
- クノイチ・カエン:
うん。植物の忍術…厄介だった……
- クノイチ・エンライ:
ふふ。
- クノイチ・エンライ:
わたくしは一応仲間だったこともあるのですごく懐かしい……
- クノイチ・エンライ:
まさか生き残りがいてくれただなんて……
- クノイチ・エンライ:
きっと大変だったでしょうね。
- クノイチ・エンライ:
もし、コノハたちの生活が大変そうだったら、
オルカに誘ってみるのもいいかもしれませんね。