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Transcription
- スノーフェザー:
ご主人様。無事到着しました。
- スノーフェザー:
道中の戦闘指揮ありがとうございました。
- うん。ご苦労様。
- スノーフェザー:
あれがDドームですね。
- 主人公:
- 俺のパネルにはフェザーの端末から送られてくる映像が表示されていた。
- 主人公:
- 上空からの偵察映像も迫力があったけど、地上からだと尚更大きく見える…
- 魔法少女マジカルモモ:
ふぅ……途中までは結構鉄虫がいましたけど、ドームが見えてきたあたりから
急にいなくなりましたね。 - 魔法少女マジカルモモ:
やっぱりDドームにいるバイオロイドたちが倒してるんでしょうか?
- たぶんそうだろうな。
- スノーフェザー:
周辺の道路の状態も悪くないですし、誰かがある程度管理を
しているんだと思います。 - サレナ:
ふう…大きい建物ですね~
- ポックル大魔王:
サレナ、ここまで運んでくれてありがとうございました。
- ポックル大魔王:
疲れましたよね?中継拠点から結構距離もありましたし…
- ポックル大魔王:
私が飛べないばっかりに……
- サレナ:
いいんですよ。気にしないでください。
- サレナ:
私も魔王軍の一人ですからね。ふふふ…
- サレナ:
それに、私はこのために編成されてると監督から説明がありましたし。
- 魔法少女マジカルモモ:
私とスノーフェザーさんは飛べるし、
くノ一のみんなは身のこなしが軽いからね。 - 主人公:
- 今回は正体不明の敵性存在とDドームにいる生存者のことを考慮して、
伝説社のバイオロイドを中心に救出部隊を編成した。 - 主人公:
- サレナにはポックルを抱えて移動してもらうために、
そしてフェザーには万が一の時のまとめ役として同行してもらった。 - ポックル大魔王:
うぅ……
- ポックル大魔王:
私もそれなりに動けますからね?社長。
- ポックル大魔王:
でも流石にくノ一の皆さんみたいに動けないのは事実……
- 十分動けるのは知ってるから。安心して。
- ポックル大魔王:
だったらいいんですけど……
- 今回はポックルの知名度が重要なんだから。頼りにしてるよ。
- ポックル大魔王:
そこは大丈夫です。頑張ります。
- ポックル大魔王:
せっかくサレナに運んでもらったんだし、ちゃんとお役に立たないとですね!
- クノイチ・ゼロ:
おや……?
- クノイチ・ゼロ:
入口に立っているのは……
- クノイチ・ゼロ:
レイでござる!
- クノイチ・エンライ:
コノハだけでなく、レイまで……!
- 主人公:
- レイと言うとクノイチ・レイか…たしか、大戦乱では敵のくノ一だったか。
- 主人公:
- やはり伝説関連の隊員を向かわせて正解だったみたいだ。
- クノイチ・エンライ:
こんなことがあるだなんて……
- クノイチ・ゼロ:
やはり、伝説のバイオロイドが多くいるのでござるな。
- クノイチ・エンライ:
行きましょう!ハツナ、スミレ!
- クノイチ・レイ
56号:
……
- クノイチ・レイ
56号:
向こうから誰かが走ってくる……?
- クノイチ・エンライ:
レイ!
- クノイチ・レイ
56号:
あれは……
- クノイチ・レイ
56号:
え、エンライ様!?
- クノイチ・ゼロ:
レイ~!
- クノイチ・レイ
56号:
ぜ、ゼロにカエンも!?
- クノイチ・エンライ:
……レイ……
- クノイチ・レイ
56号:
エンライ様……
- クノイチ・レイ
56号:
またお会いできるだなんて思いもしませんでした。
- クノイチ・エンライ:
それはわたくしたちもです。
- クノイチ・エンライ:
まさかわたくしたち以外のくノ一モデルに会えるだなんて……
- クノイチ・レイ
56号:
えっと…エンライ様たちはどこかの支社の生き残り…とかでしょうか?
- クノイチ・エンライ:
いいえ、違います。わたくしたちはオルカで復元されました。
- クノイチ・レイ
56号:
……オルカ……
- クノイチ・ゼロ:
知らないでござるか?オルカ……
- クノイチ・カエン:
オルカ、最後の人間…
- クノイチ・レイ
56号:
い、いえ、一応知ってます。
- クノイチ・レイ
56号:
……そうなんですね。オルカ……
- クノイチ・ゼロ:
話してみるでござるか?このパネルで話せるでござるよ。
- 主人公:
- ゼロがいきなりパネルを向け、レイが画面に大きく表示された。
- クノイチ・レイ
56号:
え?
- あ……はじめまして。
- クノイチ・レイ
56号:
は、初めまして……ほ、本当に人間様なんですね……
- 主人公:
- レイは驚いたような戸惑っているような表情で言う。
- クノイチ・レイ
56号:
……ええと……ロクさんの仲間というのはもしかして…人間様たちですか?
- そうだよ。やっぱりここに来てたんだね。
- 主人公:
- ロクはやっぱりここにいたか……
- クノイチ・レイ
56号:
はい、数日前に…えーっと…うちの指導者がここへ連れてきました。
- クノイチ・レイ
56号:
鉄虫に襲われて通信機能が壊れたそうで……
一応、応急処置はしたんですが、通信機能は直せなかったみたいです。 - ふぅ……
- 主人公:
- とりあえず安否が確認できて俺は溜まっていた息を吐いた。
よかった…… - クノイチ・ゼロ:
ところで指導者?とは……
- クノイチ・レイ
56号:
あ、ゼロもカエンもエンライ様もよく知ってる方ですよ。
- クノイチ・レイ
56号:
シデン様です。
- クノイチ・エンライ:
シデン…初代様が…!?
- クノイチ・レイ
56号:
はい、ちょっと連絡してきます。
シデン様もみんなに会いたいと思いますので。 - クノイチ・レイ
56号:
シデン様が中の屋敷で話したいそうです。
- クノイチ・レイ
56号:
案内します。
- クノイチ・レイ
56号:
どうぞ入ってください。
- クノイチ・エンライ:
殿、よろしいでしょうか?
- 流石に助けてもらったのにロクを連れてこいって言うのもな…
- クノイチ・エンライ:
そうですね……
- それに、エンライもそのシデンに会いたいでしょ?
- クノイチ・エンライ:
はい…お恥ずかしながら……
- うん。入って。
- クノイチ・エンライ:
わかりました。
- クノイチ・エンライ:
ではレイ、初代様のところへ案内してください。
- クノイチ・レイ
56号:
まさかモモやポックルまでいるとは思いませんでした。
- クノイチ・レイ
56号:
本当に懐かしい。
- クノイチ・レイ
56号:
スノーフェザーさんやサレナ…さんは初めましてですけど……
- 魔法少女マジカルモモ:
私とは別のモモのことをご存知なんですね。
- クノイチ・レイ
56号:
はい、モモ達とは新宿での最終決戦まで一緒でした。
- 魔法少女マジカルモモ:
ということは……
- クノイチ・レイ
56号:
そうですね……
- クノイチ・レイ
56号:
モモやポックル…その他にも色んな方々が新宿で死んでしまいました。
- 魔法少女マジカルモモ:
ごめんなさい。
- クノイチ・レイ
56号:
いいんですよ。滅亡前からの生き残りは大体誰かと死別してますから……
- クノイチ・レイ
56号:
みんな最後まで主人公で…かっこよかったですよ。
- 魔法少女マジカルモモ:
そうですか……
- クノイチ・レイ
56号:
詳しくはシデン様から話を聞いてください。
- クノイチ・エンライ:
でもまさか初代様がいらっしゃるだなんて、驚きました。
- クノイチ・エンライ:
たしか、初代様…シデンモデルはそんなに数が作られていませんよね?
- クノイチ・レイ
56号:
そうですね。ここにいるシデン様は最初に作られたモデルだって聞いています。
- クノイチ・ゼロ:
おお!では拙者たちの記憶にある師匠と会えるということでござるね!
- クノイチ・レイ
56号:
そういうことになりますね。
- クノイチ・カエン:
楽しみ……
- クノイチ・レイ
56号:
こちらのお屋敷です。
- スノーフェザー:
立派な洋館ですね…ここももともとは撮影のために作られたんですか?
- クノイチ・レイ
56号:
そうです。伝説社が作ったものなので中も豪華な造りになっています。
- スノーフェザー:
すごい……
- サレナ:
あの、監督。
- サレナ:
私の体だと中には入れないので、私はロクさんの方に行ってもいいですか?
- そうだね。俺も誰かに確認しに行ってもらおうと思ってた。
- スノーフェザー:
では、私もそのシデンさんとは面識がないので、サレナさんに同行します。
もともとはロクさんを探しに来てますからね。 - うん、そうして。あと、ごめんだけどポックルも。
- ポックル大魔王:
はい。わかりました。
- スノーフェザー:
すみません、レイさん。私たちはこちらでお待ちしておりますので、
皆さんを案内したら、私たちをロクさんのところへ連れていってもらえますか? - クノイチ・レイ
56号:
わかりました。
- クノイチ・レイ
56号:
では、すぐに戻って参りますのでお待ちください。
- スノーフェザー:
はい。
- スノーフェザー:
では皆さん、いってらっしゃい。
- 主人公:
- エンライたちが屋敷の中に入ると、そのまま奥の部屋へと通された。
- 主人公:
- そこには……
- 主人公:
- シデンと思しきバイオロイドが座っていた。
- クノイチ・エンライ:
初代様!
- クノイチ・ゼロ:
師匠!
- クノイチ・カエン:
師匠。
- クノイチ・シデン:
なんじゃ、子供のように喜びおって……おぬしたち、まったく変わらんな。
- クノイチ・シデン:
懐かしいの。
- クノイチ・シデン:
さぁ、立っておらんで座れ。
- クノイチ・レイ
56号:
シデン様、他の方々はロクさんに会いに行きたいそうで外で待っているのですが、
案内してもよろしいでしょうか? - クノイチ・シデン:
うむ。ロクを探してここまで来たんじゃろうし…案内してやれ。
- クノイチ・レイ
56号:
はい、では失礼します。
- クノイチ・シデン:
スミレ、ハツナ、エンライ……本当におぬしたちの顔が見れて嬉しい……
- クノイチ・シデン:
それに加えてモモまでおったとはなぁ。嬉しいぞ。
- 魔法少女マジカルモモ:
さっきシンジュクの話を聞きました。私はその話は知らないのですみません…
でも、会えて嬉しいです。シデンさん。 - クノイチ・シデン:
ふふふ、よいよい。
- クノイチ・シデン:
こうして会えたこと自体が奇跡なのじゃから。
- クノイチ・シデン:
オルカじゃったか?皆、そこで復元されたのか?
- クノイチ・エンライ:
はい。わたくしたちはそこで復元され、
現在は最後の人間様…殿のために戦っております。 - クノイチ・シデン:
そうか……
- クノイチ・シデン:
…人間か……
- 主人公:
- シデンは溜め息交じりに言った。
- クノイチ・シデン:
今その人間もこの話を聞いておるのか?
- クノイチ・ゼロ:
はい、今パネルを見せるでござる。
- 初めまして、シデン。
- クノイチ・シデン:
……
- 主人公:
- シデンは俺をじっと見て黙っていた。
- 主人公:
- シデンをよく見ると、目の下にはくっきりとしたクマがあり、
あまり友好的とは言えない雰囲気を漂わせている。 - クノイチ・シデン:
シデンじゃ。
- まずはロクを保護してくれたことにお礼を言わせてほしい。
- クノイチ・シデン:
ふん……困っておる者がいたら助ける…当然のことじゃ。
- クノイチ・シデン:
それにロクは…明らかに特殊なAGSのようじゃったからな……
鉄虫に機体を利用されても困る。 - たしかにそうだね。とにかくありがとう。
- クノイチ・シデン:
おぬしは…変わった人間じゃな。
- え?
- クノイチ・シデン:
バイオロイドに礼を言うなんて。
- 魔法少女マジカルモモ:
変わった方ですけど。素敵な方ですよ。
- クノイチ・ゼロ:
そうでござる!ちょっと変なとこはありますが!
- クノイチ・カエン:
うん、変だけど…そこが良い。
- 主人公:
- 変って言われるのはもう慣れたけど、流石に変って言い過ぎじゃない?
- クノイチ・ゼロ:
そうでござる!!
- クノイチ・ゼロ:
師匠もオルカに来られませんか?
- クノイチ・ゼロ:
最近は鉄虫の動きが活発化して大変ではないですか?
- クノイチ・シデン:
そうじゃな……たしかに……年々鉄虫の数が増えてきている気がする。
- 主人公:
- やはり、鉄虫の活発化はヨーロッパだけの現象ではなかったようだ。
それが分かっただけでもかなりの収穫だ。 - クノイチ・シデン:
ロクを襲ったという鉄虫も…他とは違う個体という話じゃったからな……
- クノイチ・シデン:
特異体…じゃったか?
- クノイチ・エンライ:
やはり特異体……
- クノイチ・エンライ:
初代様、特異体は他の鉄虫とは異なる存在です。
それが出現しているとなるとここも危のうございます。 - クノイチ・エンライ:
オルカがあるヨーロッパに比べればここはまだ鉄虫の数も少ない方ですが……
それは逆にさらにこれから増え、活発化が続くということ…… - クノイチ・エンライ:
初代様含め、ここの皆さんでオルカに合流するのはどうでしょう?
- クノイチ・エンライ:
オルカは鉄虫と戦い続けてきた組織です。
きっとオルカに来た方がこれからの皆さんのためになるかと。 - クノイチ・シデン:
……
- クノイチ・シデン:
ふぅ……
- クノイチ・シデン:
申し出はありがたい。
- クノイチ・シデン:
じゃが…断らせてもらう。
- クノイチ・エンライ:
え…?
- クノイチ・エンライ:
ですが……実際に特異体が……
- クノイチ・シデン:
その特異体が危険なのはわかった。じゃが…それでも断る。
- 理由を聞いてもいい?
- クノイチ・シデン:
……
- クノイチ・シデン:
儂は…いや、儂らは…人間を憎んでおるからじゃ。
- クノイチ・シデン:
ただ……それだけじゃ。
- ……
- クノイチ・シデン:
儂らからすれば鉄虫と人間…どちらも大差はない。
- クノイチ・ゼロ:
御屋形様と昔の人間は全然違います。
- クノイチ・カエン:
うん、殿、酷いことしない。
- クノイチ・シデン:
すまんの。
- 魔法少女マジカルモモ:
……
- クノイチ・シデン:
ここにおる者……ほとんどが儂と同じ答えのはずじゃ。
もちろん、オルカに行きたいというものがおれば…本人の好きにさせる。 命令されれば…従うしかないじゃろうがの。 - 魔法少女マジカルモモ:
シデンさん…
- クノイチ・シデン:
何じゃ?モモ。
- 魔法少女マジカルモモ:
司令官は…シデンさんたちの意思を尊重します。
本当に嫌なら無理強いなんてしません。 - クノイチ・シデン:
そうか。
- 主人公:
- シデンの意思は固そうだ。
- 主人公:
- 何があったのかは分からないが、本人の心の傷を抉るようなことはしたくない。
- 主人公:
- それに今回ここに来た本来の目的はロクの救出だ。
- わかっ―
- クノイチ・エンライ:
今の言葉、いくら初代様でも聞き捨てなりません。
- クノイチ・エンライ:
鉄虫と人間が同じ…、確かに滅亡前の人間については解かる部分もあります。
- クノイチ・エンライ:
ですが、初代様は今、殿と鉄虫を同列に語りました。
- クノイチ・エンライ:
それは殿の剣として…くノ一として許せません。
- クノイチ・エンライ:
何故そうおっしゃるのか…その理由をお話しください。
- 主人公:
- エンライの言葉遣いは丁寧だったが、語気はいつもの何倍も強かった。
- エンライ、怒ってくれるのは嬉しいけど…
- クノイチ・エンライ:
申し訳ありません。ですが、くノ一として譲れぬものがございます。
- 主人公:
- ここまで怒っているエンライも珍しい……
- クノイチ・シデン:
くノ一として……か……
- クノイチ・シデン:
そうじゃな……くノ一にとって主は自分の命よりも貴いもの……
- クノイチ・シデン:
まぁ…話した方が良いのかもしれぬな。
- クノイチ・シデン:
人間、少し長話をしても良いか?
- 大丈夫だよ。
- クノイチ・シデン:
……
- クノイチ・シデン:
スミレ、儂の喋り方…昔の記憶と違うとは思わんか?
- クノイチ・ゼロ:
あ、それは思っていました。なんというか、ゆっくり喋っておられるというか…
喋り辛そうにしているというか…… - クノイチ・カエン:
うん。カエンが知ってる師匠、もっと早く喋ってた。
- クノイチ・シデン:
儂の…“刻駆け(ときがけ)の術”を覚えておるか?
- クノイチ・ゼロ:
はい…確か自身の時間感覚を伸ばす術だったはずです……
- クノイチ・シデン:
うむ、正確には…時間認識を1.3倍に拡張する術じゃ。
- クノイチ・シデン:
これは儂が死ぬことのない……最強のキャラとして存在するための術じゃった……
- クノイチ・シデン:
ただ、それを完全再現する技術は……
当時としてはオーバーテクノロジーに近い技術での…… - クノイチ・シデン:
儂が任意で制御できるものではなかった……
解除するためには人間の操作が必要じゃった…… - ……
- 主人公:
- なんだかそれを聞いただけで嫌な予感がしてきた……
- クノイチ・ゼロ:
え……もしかして……
- クノイチ・シデン:
今も…それが発動しておる。
- クノイチ・シデン:
リミッターが外され…時間認識が3倍となってな…
- クノイチ・シデン:
滅亡戦争が始まってから…ずっとじゃ……