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Transcription
- X-00ティアマト:
ふぅ、やっと帰ってこれたね。早くシャワー浴びたい……
- X-02ウル:
……汗だく……シャワー浴びたいけど、面倒くさい……
- X-00ティアマト:
髪乾かすのは手伝ってるでしょ。
- X-02ウル:
うう……そうだけど……洗うのも大変だから……
自動で洗ってほしい…… - ランサーミナ:
ははは、洗うのも手伝ってあげるから……ほら、行こう。
- X-00ティアマト:
これ以上ウルを甘やかしたら一人じゃ何もしなくなるよ。
- ランサーミナ:
あはは、ごめんごめん。
- ???:
どけ!バイオロイドども!!
- X-02ウル:
わあ!?
- ランサーミナ:
おっと、危ない。
- プランクスター・マーキュリー:
すごい勢いで走り去っていきましたわね?
- ランサーミナ:
初めて見る人だね…
- フォーチュン:
待って!タイラントちゃん!
- ランサーミナ:
タイラント?
- プランクスター・マーキュリー:
タイラント?
- 主人公:
- 俺が慌てて整備室から出ると、任務から帰ってきたストライカーズ
と鉢合わせた。 - おっと!ごめんごめん。
- ランサーミナ:
司令官!?
- X-00ティアマト:
お、お疲れ様です。
- お疲れ様、みんな。
- X-00ティアマト:
あの……今、フォーチュンがタイラントって言ってましたけど……
- 主人公:
- とりあえず今は小さくなったタイラントを捕まえて落ち着かせるのが先決だ。
- えっと説明してあげたいんだけど…とりあえず後で…
- X-00ティアマト:
わ、わかりました。
- ランサーミナ:
またアザズさんかな……
- 主人公:
- ミナの言葉に何とも言えない苦笑いが出てしまった。
- X-02ウル:
またアザズさんのずさんな計画?……ふふっ……!ふふふ……!
- X-00ティアマト:
……
- ランサーミナ:
……
- ふふっ……
- X-02ウル:
ふふふふ!
- タイラント:
ふざけるな…!我をこのような姿に……!
- タイラント:
ええい!我の体はどこにある!
- タイラント:
格納庫など外観しか知らん……!
- タイラント:
クソッ!ここか!?
- タイラント:
うっ!何だこの大気センサーの反応は……!
- タイラント:
うっ…これが臭いというやつか……?
- タイラント:
だが、この感覚を感じていると……無性に何かの欲望が刺激される……
- タイラント:
……こう、腹と喉の辺りが……
- タイラント:
これが空腹感というものなのか?
- タイラント:
アザズめ……絶対に許さぬ……!!
- 昨夜
- 解体者アザズ:
こんばんは、タイラント。
- タイラント:
……何だ。出撃か?
- 解体者アザズ:
いえ、フォーチュンから話を聞いたので来ました。
- タイラント:
……話?
- 解体者アザズ:
はい。
- 解体者アザズ:
司令官が見た不思議な夢の話を聞いて小型素体を試作していたのですが、
それが役に立ちそうでよかったです。 - タイラント:
待て。
- 解体者アザズ:
ですが、兵装関係はまだ調整してますのでもう少し待ってください……
- 解体者アザズ:
はい?
- タイラント:
お前は何の話をしている。
- 解体者アザズ:
フォーチュンさんから聞きました、趣味を楽しみたいと。
- タイラント:
……我にはもうある。
- 解体者アザズ:
破壊と殺戮ですよね?それが今できないから悩んでると聞きました。
- タイラント:
悩んではいない。我はただ待機が多いとフォーチュンに言っただけだ。
- 解体者アザズ:
ですよね?
- タイラント:
だから我に余計なことはするな。
- 解体者アザズ:
はい。わかりました。
- タイラント:
わかったなら―
- 解体者アザズ:
では、始めますね。
- タイラント:
…待て!
- 解体者アザズ:
とりあえずコアを取り外しますので、しばらく眠っててください。
- タイラント:
待て!アザズ!!!!!!!
- タイラント:
それで気がついたらもうこの姿になっていた……!
- タイラント:
しかも主にまでこの姿を……!
- タイラント:
クソッ!我の体は…!アザズはどこだ…!
- タイラント:
そこのバイオロイド!どけ!
- バニラA1:
…はい?
- タイラント:
うっ…バニラッ……
- バニラA1:
……誰ですか?
- タイラント:
くっ……
- バニラA1:
……(じー)
- タイラント:
……
- バニラA1:
……(じー)
- バニラA1:
……ハッピー?
- タイラント:
我はハッピーではない!!
- バニラA1:
なるほどつまりハッピーですね。
- タイラント:
ううっ!取り消せ!我は戦闘と破壊の化身だ!
- タイラント:
くそっ……
- バニラA1:
あなたがタイラントであることはよく分かりました。
- バニラA1:
その姿はどうされたんですか?
- タイラント:
アザズが……
- バニラA1:
なるほど、それだけで大体理解できました。
- バニラA1:
それで、どこへ行こうとしていたのですか?
- タイラント:
格納庫だ。あとアザズを探していた。
- バニラA1:
格納庫だったら案内してあげますよ。
- タイラント:
そうか!では早く我を案内するのだ!バニラ!
- バニラA1:
ですが、私はこれからこの試作したケーキを食べるので、それが終わってからです。
ほら、そこに座って待っていてください。 - タイラント:
何を悠長なことを……!
- タイラント:
ケ、ケーキ……?
- バニラA1:
ケーキです。まぁ、AGSですから知りませんよね。
- タイラント:
ケ、ケーキくらいは知っておる!我を馬鹿にするな!
- バニラA1:
そうですか(もぐもぐ)
- タイラント:
……
- バニラA1:
うん。今回は甘さを足してみましたが、正解だったみたいですね。
- タイラント:
……
- バニラA1:
どうしましたか?
- タイラント:
その…フニャフニャした軟弱な物がケーキなのか……
- バニラA1:
そうですよ。せっかくですし食べてみますか?
- バニラA1:
アザズさんのことです。きっと食べても大丈夫な体にしたんでしょうし。
- タイラント:
…………
- タイラント:
ま、まぁ……味見くらいなら……
- タイラント:
あ~む……
- タイラント:
むにゃむにゃ……
- タイラント:
!?!?!?!?!?!?!?
- タイラント:
ふわぁぁぁ!?バニラよ!も、もも、もっと寄こせ!
- バニラA1:
ふふ。美味しいですか?
- タイラント:
美味しい?これが美味しいという感覚か!
- タイラント:
美味しい!美味しいぞ!!
- タイラント:
ふはははは!
- バニラA1:
では、もっと持って来ましょう。
- タイラント:
うむ!うむ!違う種類を持ってこい!我が食べ尽くしてくれる!!
- 主人公:
- バニラから「ハッピーを保護している」というメッセージを貰って、
俺は急いでフードコートへ向かった。 - タイラント!
- タイラント:
おお、主ではないか!
- 主人公:
- そこには頬にたっぷりとケーキのクリームを付けたタイラントがいた。
- タイラント:
このケーキという食べ物、気に入った!
- タイラント:
アザズは許さぬが、この体に味覚センサーを搭載したことは褒めてやろう!
- 主人公:
- そう言ってタイラントはショートケーキを小さな口いっぱいに頬張った。
- 主人公:
- そして、その向かいに座っているバニラはこれ以上ないほどに優しい笑みで
タイラントを見守っている…… - バニラA1:
ふふふ……可愛いですね。ご主人様。
- バニラ、嬉しそうだね…
- バニラA1:
はい。あの大きさではハッピーを可愛がることも出来なかったので……
- 主人公:
- バニラはマキナとメリーがオルカに来ることになったあの事件から、
タイラントのことをペットだと思っている節があったもんな…… - タイラント:
我はハッピーではないが、今はケーキを堪能する方が大事だ!
見逃してやろう!ふははははは! - バニラA1:
こら、口に食べ物を入れて喋るんじゃありません。
- タイラント:
……(もぐもぐもぐ)
- 主人公:
- タイラントも妙にバニラに懐いている……
- フォーチュン:
タイラントちゃん……
- タイラント:
フォーチュン……
- フォーチュン:
今回の件、ごめんね?まさかこんなことになるとは思わなかったのよ……
- フォーチュン:
まさか、アザズさんがタイラントちゃんを小型化する素体を作っていたなんて……
- まぁ、それについては俺も悪い気がするから……
- 主人公:
- 俺も何気なく変な夢の話をアザズにしただけで、
こんなことになるとは思ってもみなかった…… - 主人公:
- いや、アザズだから予想できたかも……?
- 主人公:
- うーん、でも“タイラントが女の子になった夢を見た”って話をしただけで
ここまでの事態になるって予想できるか……? - 主人公:
- アルマンにも予想できないだろ……
- 主人公:
- 俺がうんうん唸っていると……
- タイラント:
なんだと!?すぐには元の体に戻れない!?
- フォーチュン:
ごめんねぇ。アザズさんがせっかくだからこの機会にオーバーホールするって
バラバラにしちゃってるのよ。 - タイラント:
バラバラ!?
- フォーチュン:
だから、時間がかかるわ……
- 俺も本人の意思をしっかり確認するように言っておくよ…
- タイラント:
ぐぐぐぐ……
- フォーチュン:
タイラントちゃんがどうしてもって言うなら、
素体からコアを外してしばらく仮想空間で待機してもらうことも出来るけど…… - タイラント:
……
- バニラA1:
いいじゃないですかハッピー。しばらくその体で過ごしたらどうですか?
- タイラント:
……しかし、我もプライドというものが……
- バニラA1:
他のケーキも食べなくていいんですか?
- タイラント:
何?他にもあるのか…?
- バニラA1:
もちろん、ケーキ以外にも色んなお菓子がありますよ。
ここにはお菓子作りのプロ、アウローラさんがいますので、 お願いすればきっと何でも作ってくれるはずです。 - タイラント:
……美味しいのだろうな?
- バニラA1:
もちろん。美味しくないものは出てこないと思いますよ。
- タイラント:
……
- タイラント:
わかった。
- フォーチュン:
じゃあ……
- タイラント:
元の体に戻るまで、この体でいてやろう……
- フォーチュン:
ふふっ。ありがとう!タイラントちゃん!
お姉さんがすぐにオーバーホールを終わらせるからね! - タイラント:
ただし!毎日違う美味しいものを我に捧げるように!いいな!
- バニラA1:
勝手に話を進めてしまいましたが、よろしいでしょうか?ご主人様。
- うん、俺がソワンたちに話しておくよ。
- バニラA1:
ありがとうございます。
- いや、俺の方こそありがとうバニラ。
- バニラA1:
ま、まぁ…ご主人様と私のハッピーのためですからね……
- 主人公:
- バニラは顔を紅くして笑った。
- 主人公:
- その笑顔を見ると少しだけマキナに見せられた幻の記憶が懐かしく思えた。