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Transcription
- 司令官:
- ……
- Mr.アルフレッド:
くふふふ!どうされましたか?司令官殿?
この私、AGS代表であるMr.アルフレッドが作成した企画案の素晴らしさに 言葉を失いましたか? - ……
- Mr.アルフレッド:
さぁ、司令官殿?承認さえいただければMr.アルフレッドAGS代表が
見事に成功させましょう!!! - アルフレッド、一つだけ聞いていい?
- 司令官:
- 新年となってしばらく経ったある日、突然アルフレッドが俺のところに
やってきて、議事録などの書類を提出してきた。 - 司令官:
- AGSたちの不満や俺が気付けないような不満点などを調査してくれたのは
ありがたいが…… - この議事録、問題があるんだけど何だか分かるか?
- Mr.アルフレッド:
むむむ!?あなたはこのミスタ~~アルフレッドAGS代表が
寝ぼけ眼を擦って擦って作った議事録と企画案に問題があると言うのですか!? - 司令官:
- AGSに寝ぼけ眼があるのかというツッコミを入れるのはやめておこう……
- 本当にAGSたちから意見を聞いたの?
- Mr.アルフレッド:
それは当然でしょう!
- 司令官:
- 俺は議事録にある「AGSの要望」の項目を指差した。
- …この「孤雌寡鶴(こしかかく)」って番組は何?
- Mr.アルフレッド:
滅亡前によくあった恋愛バラエティーというジャンルの番組です!
- 司令官:
- 誰が提案したか一発で分かった。
- そう…じゃあこれは何?
- Mr.アルフレッド:
これは魔王軍の戦いを描いた映画を制作するというもので―
- 却下。
- Mr.アルフレッド:
えぇ~!?一体なぜ却下なのですか!?
バイオロイドの要望は聞き入れているというのに、 AGSの意見はロクに検討もせず却下ですか!? - …意見って…明らかに偏ってるだろ。
- 司令官:
- これはどう見てもサッカとゴルタリオンの意見しか聞いてないだろ。
- アルフレッド、俺もAGSたちの意見を聞き入れてあげたい。
- だけど、これはお前の周囲の意見しか聞いてないじゃん。
- Mr.アルフレッド:
おっと?私を疑っておられるのですか?
これはみんなで入念な調査を行ったうえで作成したものです! - 最近やたらと高級バッテリーを配ってるって話を聞くけど?
- Mr.アルフレッド:
え?何ですって?それはただの福祉の一環で支給してるものですよ?
決して賄賂なんかじゃありませんよ? - 司令官:
- 最近、技術部から高級バッテリーの使用量が多すぎると報告が来てる。
俺はアルフレッドの職権乱用だと睨んでいる…… - バニラA1:
……その鉄クズの塊が作ったチンケな企画がご主人様を困らせているのですか?
- Mr.アルフレッド:
鉄クズ!?チンケ!?酷い言葉を一気に言わないでください!
繊細な感情モジュールが傷つきました! - バニラA1:
では、本当に傷ついているのか分解して確認してもいいですか?
- Mr.アルフレッド:
いいんですか?そんなことを言って…AGS弾圧だと…―
ひぃっ!バニラさん!?どうして銃を向けるんです!? - バニラA1:
物理的に感情モジュールを傷付けてあげてもいいんですよ?
ご主人様の手を煩わせないでください。 - 司令官:
- バニラは運んできた料理を見た。
- バニラA1:
はぁ…せっかくご主人様のために用意したお料理が……
鉄クズが持ってきた紙クズのせいで冷めてしまったではないですか。 - Mr.アルフレッド:
あ…う…バニラさん……それはすみません……
- するとバニラは笑顔で銃を構え直した。
- バニラA1:
お詫びはスクラップにしてからゆっくりと聞きます。
- Mr.アルフレッド:
スクラップになったらお詫びも言えないじゃないですか!?んひえー!!!
- 司令官:
- 俺はバニラを止めて、気を取り直して口を開いた。
- アルフレッド…
- Mr.アルフレッド:
何でしょう?司令官殿?
- 本当にAGS代表だって言うなら、キチンとしたものを持ってきて。
- Mr.アルフレッド:
え?ええ!?それはどういう意味ですか?
私をまだAGS代表として認めていないということですか!? - じゃあ考えてみてよ。
- 今のお前を誰が支持してるの?
- Mr.アルフレッド:
それはもちろんゴルタリオンとサッカが。
- あいつら以外でだよ…
- Mr.アルフレッド:
他のAGSの皆さんは私の話を聞きません!
「仕事で忙しい」、「よく分からない」などと言ってロクな意見も出さないくせに、 不満だけは立派に言ってくるんですよ!? - Mr.アルフレッド:
そんな状況で私たちはたった三人でAGSの権利と福祉のために
闘争を続けているのです!! - 司令官:
- それは無関心を利用した独裁では……
- バニラA1:
ご主人様はあなたが代表であることは認めていますが、
すべてのAGSの意見を聞いていないことを指摘しているんです。 そんなことも分からないなら本当に代表失格ですよ? - Mr.アルフレッド:
あうぅ……ですが……
- 次の選挙ではお前を降ろそうって話もあるらしいぞ。
- Mr.アルフレッド:
そんなこと言われましても……私は正式な選挙を通して……
- バニラA1:
そういえば“何故か”最近ポップヘッドさんが大量の高級バッテリーを持っていて、
“何故か”その鉄クズへの名誉棄損や、権威を脅かすような発言をした方に対して 逮捕をチラつかせているそうですね。 - ……お前……
- Mr.アルフレッド:
そ、それはAGS代表として権限を行使しているだけ……
- とにかく、代表なら……
- ちゃんと他のAGS達ともコミュニケーションをとって。
- エイダーとアルバトロスは本当に忙しいから仕方ないけど……
- 他のAGSたちは言いたい事とかあるはずだよ。
- Mr.アルフレッド:
はぁ…司令官殿がそこまで言うなら……
もう一度会議を開いて意見を聞いてみます。 - Mr.アルフレッド:
そして、作りましょう!AGSたちの声を反映させることができる仕組みを!
- お、言ったな?
- 今度はズルはナシだぞ?
- Mr.アルフレッド:
もちろん!正々堂々と!合法的に!
- AGSだけでやろうとせずに誰かに相談してやってみてよ。
- Mr.アルフレッド:
助言を貰えということですか?
- そ、ゼロから始めるのは大変でしょ?
- 司令官:
- 少なくともバイオロイドたちは上手くやれている。
俺が指導するよりも彼女たちに助言を貰った方がいいはず。 - Mr.アルフレッド:
ふむ…バイオロイド……
- Mr.アルフレッド:
…バニラさん…は私と親しいですよね……?
- バニラA1:
その頭を取り外して目覚まし時計にしてあげましょうか?
- Mr.アルフレッド:
ひえぇぇぇぇっ!!他の方に頼みますぅ!!
- バニラA1:
はぁ……頑張って作ったのに……
- 司令官:
- アルフレッドが司令官室を出ていった後、バニラはぽしょりと言った。
- 司令官:
- 俺はアルフレッドと話している間にすっかり冷めてしまったバニラの料理を
一口食べた。 - バニラA1:
ご主人様…無理して召し上がらなくても……
- せっかく作ってくれたのにそんなことできないし、美味しいよ。
- バニラA1:
ほ、本当ですか…?えへへ……ふふふ……
あっ…… - 司令官:
- バニラは嬉しそうに笑い、恥ずかしそうに慌てて口に手を当てた。
写真でも撮っておけばよかった…… - ところで、今日はどうしてこんな豪華な料理を?
- バニラA1:
前回の戦いでPECSの会長になられたじゃないですか。
だから、みんなでお祝いのパーティーを開くのはどうかと提案してみたのですが、 オルカもバタついてるのでなかなか難しく、せめてお料理だけでもと思って。 - まぁ、そうだね…今は凄く忙しい…
- 司令官:
- 確かに最近仕事量が増えすぎて嬉し…じゃなくて大変だ。
退勤時間までに仕事を処理し切れず、指揮官たちの報告も対面ではなく 通信で済ませているほどだ。 - バニラA1:
このまま何もないのもかわいそうですからね。
それにその鈍い時間感覚だと新年だということも忘れていそうですし…… だから、新年祝いを兼ねて豪華なものにしました。 - 司令官:
- 本当は例年通りに新年のパーティーを開きたいと思ったが、
オルカの勢力圏が大きくなった影響で、 みんなで集まるというのも難しくなってしまった。 - 仕方ないよ…
- パーティーのために遠方にいる隊員を無理矢理来させるわけにもいかないし。
- バニラA1:
ご主人様?
- ん?
- 司令官:
- バニラはしばらく俺を見つめたあと、口を開いた。
- バニラA1:
あの……そのお菓子は……美味しかったですか?
- うん、美味しかったよ?
- バニラA1:
そうですか……
- どうしたの?
- バニラA1:
あ、いえ……
- 司令官:
- バニラは自分が手に持っている食品サンプルのケーキを見て、首を横に振った。