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Transcription
- 主人公:
- ガンマが帰った後、俺は隊員たちを集めて会議を開いた。
- レモネードアルファ:
…以上がメローペさんの状況です。
- 共振のアレクサンドラ:
残念ですね。
- 共振のアレクサンドラ:
辛い状況に置かれた生徒が道を踏み外さないよう導くことは教育者の責務。
それは指導者も変わらないはずです。 - 共振のアレクサンドラ:
レモネードガンマには失望しました。
- 贖罪のマリア:
私もです。
- 贖罪のマリア:
メローペちゃんの状況とこれからのことを考えると胸が痛いです……
- 贖罪のマリア:
今すぐにでも抱きしめてあげたい。
- アルマン:
マルタでの出来事、デルタの死、そして突然のガンマの訪問……
- アルマン:
これらの状況から ある程度予測していましたが……
- アルマン:
メローペさんの今の状況はなんともやりきれないですね。
- C-77紅蓮:
……
- C-77紅蓮:
ちょっとよろしいでしょうか?
- どうした?
- C-77紅蓮:
ガンマが訪れた件は理解しました。
そして、これがメローペさんのことを話し合うための会議だということも…… - C-77紅蓮:
…ですが、何故私が招集されたのかが……
私はただの作戦官ですが…… - え?それは……
- レモネードアルファ:
紅蓮さんはそういった経験が豊富だと判断し、私がお呼びしました。
- C-77紅蓮:
すみません。“そういった経験”……とは?
- レモネードアルファ:
やはり、チームの皆さんからお母さんと呼ばれてますし……
- C-77紅蓮:
……
- レモネードアルファ:
先日もドラコさんが起こしたトラブルを完璧に処理していましたから……
- C-77紅蓮:
あ、あれは……すみません……うちの子がご迷惑を……
もっと私があの子たちを見ていれば…… - レモネードアルファ:
いえいえ、ほら、そういうところがピッタリだと判断したんです。
- レモネードアルファ:
ですから、紅蓮さんの素直な意見を聞かせてください。
- C-77紅蓮:
……分かりました。
- レモネードアルファ:
では、会議を進めますが…まず旦那様に確認です。
- レモネードアルファ:
旦那様はガンマの副官であるメローペさんをどうされるおつもりですか?
- 主人公:
- アルファは極めて冷淡な声で俺に聞いた。
- 主人公:
- それはそうだ。この会議で決まる内容によってはオルカ抵抗軍すべてが
動くことになる。 - 主人公:
- そうなれば莫大な資源や、人材に影響を及ぼす。
- 主人公:
- アルファはそれでも俺に動くのかと聞いているわけだ。
- 主人公:
- ……そんなこと、考えるまでもない。いつも通りにするだけだ。
- 主人公:
- 答えは最初から決まっている。
- 何であれ、俺がやることは一つ。
- メローペをアルキュオネのもとに連れ戻す。
- それだけ。
- だからごめんだけど、手伝ってほしい。
- レモネードアルファ:
わかりました。では、会議を進めます。
- え?それだけ?
- レモネードアルファ:
はい。それだけです。
バイオロイドを一人連れてくるだけじゃないですか。 - 主人公:
- ずいぶんとあっさりしてるな。
- アルマン:
ふふっ、アルファさんも意地悪ですね。わかってるくせに聞くんですから。
- レモネードアルファ:
あら、何のことでしょう?
- レモネードアルファ:
私はただ確認をしただけですよ。
- 共振のアレクサンドラ:
うふふ、ご主人様はすでに素敵な指導者ですからね。
- 贖罪のマリア:
たまには心も体も甘えてほしいですけど……
- C-77紅蓮:
司令官がどんな方なのかは最初から分かっていますからね。
- うぅ……
- レモネードアルファ:
ふふふ……ここまでにしておきましょうか。
旦那様が恥ずかしくなって逃げてしまうかもしれませんから。 - レモネードアルファ:
……では、これからメローペさんをどのようなかたちで
オルカへ連れてくるか…話し合いましょう。 - 主人公:
- そうやって和やかなムードで会議が始まったが……
いいアイデアはなかなか出てこなかった。 - 贖罪のマリア:
私はメローペちゃんにデルタの死を伝えるべきではないと思います。
- 贖罪のマリア:
子供の心は繊細です。せめて精神的にどこまで耐えられるのか分かるまでは
秘密にしておくべきだと思います。 - 共振のアレクサンドラ:
ですが、いつまでも隠し続けられるものではありません。
オルカに来れば遅かれ早かれ知ることになります。 ここはデルタの領地だったのですから。 - 共振のアレクサンドラ:
それに子供は成長するものです。
- C-77紅蓮:
私はマリアさんの意見に賛成です。
真実を伝えるとしても、メローペさんの状況を確認するのが先かと。 - C-77紅蓮:
十分耐えられると判断した後でも遅くはないはずです。
- アルマンはメローペが真実を知った場合、どうなると思う?
- 主人公:
- ここはアルマンの予測演算を頼ることにしよう。
- アルマン:
はい、陛下。
- アルマン:
メローペさんは知能を強化した指揮官タイプだということですが、
アルキュオネさんの話によるとかなり子供っぽいところがあったと聞いています。 - アルマン:
ですので、本人に会ってみないと正確に予測することができませんが……
- アルマン:
今の予測では最悪の場合、ポセイドンインダストリーとの全面衝突に
発展することも考えられます。 - アルマン:
……
- アルマン:
実際にあった話ではないので参考になるかどうか分かりませんが……
- アルマン:
これは滅亡前に作られた…家族を殺された少年の復讐の物語です……
- アルマン:
その少年の家庭は平凡でしたが、何一つ不自由なく育ちました。
- アルマン:
愛する家族に囲まれ、大切な友人を持ち、少年の生活は幸せそのものでした。
- アルマン:
ですが、ある日突然、王による暴政が始まります。
その影響は当然平凡だった少年の家庭にも及び…… - アルマン:
少年は様々な不条理に遭い、愛する家族をすべて失う。
- アルマン:
少年は誓いました。自分の家族を奪った王への復讐を……
- アルマン:
少年の大切な友人は何度も止めようとしましたが、
友人の言葉は少年に届くことはありませんでした。 - アルマン:
少年は仮面で正体を隠し、すべてを犠牲にして行動を起こします。
- アルマン:
それから長い時が経ち…少年は青年となり、様々な苦難を乗り越え、王を殺し、
復讐は成功する…… - アルマン:
そして、彼は暴政によって歪まされた国を元に戻すために
仮面を外し、その国の新たな王となります。 - アルマン:
ですが、王となった彼を待っていたのは不運と厳しい現実で……
- アルマン:
国は瞬く間に衰退……
- アルマン:
やがて、不安と貧困に苛まれた民たちは……
- アルマン:
すべての元凶は王を殺した仮面の男だと言い始めます。
- アルマン:
民の怒りは頂点に達し、いつ内乱が起きてもおかしくない状況でも
彼は自分が仮面の男だと言うことができず…… - アルマン:
すべてから目を背けました。
- アルマン:
しかし、その時、予期せぬことが起きます。
仮面の男が彼と民の前に現れたのです。 - アルマン:
当然、彼は困惑しましたが……
その状況では王として民の前で仮面の男を殺すしかありません。 - アルマン:
これによって民は怒りを鎮め、彼も王として真に認められることになりましたが……
- アルマン:
お察しの通り、仮面の男の正体は彼の大切な友人でした。
- アルマン:
そのあと、彼は自身の手で大切だった友人を殺めた事実に打ちひしがれ……
- アルマン:
自ら国を去り、この話は終わります。
- 贖罪のマリア:
……悲しいお話ですね。
- 贖罪のマリア:
復讐のために生きた結果、お友達を殺すことになるだなんて。
- 共振のアレクサンドラ:
終わり方が呆気ないですね。
- うん。
- アルマン:
連載が打ち切りになってしまって、こんな終わり方になってしまったんです。
- アルマン:
連載が続いていれば…もしかしたら立ち直ったあとの彼の物語が
見られたかもしれませんが…… - ありがとう。参考になったよ。
- アルマン:
いえ、私はただ物語の話をしただけですので。
- アルファ、ガンマに連絡できる?
- レモネードアルファ:
問題ありません。
- レモネードアルファ:
どうやら、どうなさるか決まったようですが……
またとんでもないことを考えている顔をしていますね…… - え?そうかなぁ?
- レモネードアルファ:
その顔はもう何度か見ましたからね。
- ……
- レモネードアルファ:
それで、今度は何をしでかすんですか?
- レモネードアルファ:
ガンマと戦うとか……?ふふふ。
- フフフ。
- レモネードアルファ:
え……?
- フフフフフフフ…
- レモネードアルファ:
冗談ですよね……?
- 主人公:
- アルファはこめかみを押さえて深くため息を吐いた。