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Transcription
- 主人公:
- 施設に入った俺たちは、ゆっくりと最深部へ向かって進んでいた。
- ディオネ:
かなり古い施設だと思ったけど…まだ電力が生きてたなんてね……
- AG-2Cセイレーン:
シェルターはいくつも見てきましたけど、
ここまで状態が良いシェルターは初めてです。 - ディオネ:
最近まで誰かが管理してたのかも?
- AG-2Cセイレーン:
あり得ますが、可能性は低いと思います。
- AG-2Cセイレーン:
今は運良く鉄虫の被害を受けなかったと考えるべきですかね。
- ディオネ:
それでも、とにかく状態が良くてよかったよ……
- ディオネ:
かなり老朽化してるんじゃないかって思ったから……
- ディオネ:
これなら事故も起こらなそう。
- AG-2Cセイレーン:
ふふ、さすがは水難救助のプロですね。ディオネさん。
- ディオネ:
あはは……まぁ、今は水も何もないからただの救助要員だけどね。
- いざという時はみんなを頼むよ。
- ディオネ:
もちろん!任せて。
- ディオネ:
というか、他人事みたいに言ってるけど……
- ディオネ:
あなたは唯一の人間なんだから……いざという時はあなたも絶対救助するから。
- AG-2Cセイレーン:
ふふ、ディオネさんって滅亡前から救助活動をされてきたんですよね?
- ディオネ:
滅亡前……
- 主人公:
- ディオネは急に表情を曇らせて、口をつぐんでしまった。
- ディオネ:
……
- AG-2Cセイレーン:
あっ、すみません。
答えたくないことだったら、全然答えなくていいですから…… - ディオネ:
ううん…答えたくないとかじゃないの……ただ……
- ディオネ:
昔のことは胸を張って答えられることじゃないから……
- ディオネ:
……
- ディオネ:
私は救助を目的に設計されたバイオロイド……
- ディオネ:
そのために救助に臨む時は“絶対に救うという意思”と責任感が
強く出るように作られた。 - ディオネ:
だから、救助のことになると少し荒っぽくなっちゃうの。
- AG-2Cセイレーン:
自分に与えられた使命のために最善を尽くすというのは
本当に素敵なことだと思いますよ。 - ディオネ:
ありがとう……
- ディオネ:
でも…私はそんなこと言ってもらえる資格はないの……
- AG-2Cセイレーン:
え……?
- ディオネ:
水難救助用バイオロイド…ディオネ……
- ディオネ:
私は確かに救助のために作られたけど……戦争が始まって……
いつしか…私は戦争のための戦闘員になってしまった…… - ディオネ:
戦争が続いて、何が何でも救助を優先するっていう私の中の天秤は……
- ディオネ:
次第に敵を倒す方に傾いていった……
- ディオネ:
誰も救助命令を出してくれなかった……
戦争のせいで救助を待つ人たちがたくさんいたのに…… - ディオネ:
苦しんでる人たちの声を無視して、敵を殺す水難救助要員……
- ディオネ:
おかしいよね…この手は救助した数より、殺した方が多いなんて……
- ディオネ:
そして……世界で一番大切だった人さえ助けられなかった……
- ディオネ:
私は…与えられた使命を全うできなかった……
- AG-2Cセイレーン:
ディオネさん……
- ……
- P-3Mウンディーネ:
司令官!副艦長!敵!武装したAGSが現れたわ!!
- P-3Mウンディーネ:
今はネリとトリアイナが耐えてくれてるけど、早く支援しないと!
- AG-2Cセイレーン:
司令官!
- 多分ここの警備AGSだろうな……
- セイレーン、ウンディーネはすぐに二人の支援!
- ディオネは後方支援をお願い。
- ディオネ:
私も前で戦えるよ!
- 大丈夫。みんなは強いから。
- 主人公:
- 救助要員を前で戦わせるほどオルカは弱くも残酷でもない。