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Transcription
- アルマン:
では、定期報告を始めます。まず……
- 主人公:
- 俺は今、艦長室でアルマンからの定期報告を受けていた。
- 主人公:
- ああ、羨ましい……今報告されている内容……
俺がやれてたならどんなによかったことか。 - アルマン:
失礼ですが陛下…そのようなお顔をされてもお仕事は差し上げませんよ。
- アルマン:
そして、よだれが出てます。
- えっ、そんなことないよ。
- アルマン:
本当です。ほら……
- 主人公:
- アルマンは笑いながらポケットからハンカチを取り出して、
俺の口元に当てた。 - アルマン:
はい、拭けました。
- …ありがとう…
- アルマン:
いいえ。そんなことより……
- 主人公:
- アルマンがそのハンカチを大切そうにたたんで
ポケットに仕舞ったのを俺は見逃さなかった。 - そういえば…アルファは?
- アルマン:
アルファさんなら調べものがあると言って、出張中です。
- アルマン:
しばらくは戻ってこないと聞いています。
- つまり、仕事があるのでは!?
- アルマン:
来月分まで処理をして、出張に向かわれました。
- アルマン:
ですので、残念ですが陛下がするお仕事はございません。
- アルファ…たまには休めばいいのに…!
- アルマン:
……一番陛下に言われたくない言葉ですね……
それにしても…… - アルマン:
今日はアルファさんだけでなく、他の指揮官の皆さんも予定があるようです……
- 主人公:
- アルマンは俺をチラリと見ると……
- 主人公:
- 何かを決心したように近づいてきて……
- 主人公:
- 俺に背を向けて、膝に座った。
- アルマン:
ふふ、独占できますね。
- 定期報告は?
- アルマン:
少し休憩です。
- ふーん。これだけでいいの?
- アルマン:
ふふ、そうですね……満足は出来ませんけど……今はこれで我慢します。
- アルマン:
私の予測が正しければ、1時間以内にこの部屋に人が来ますので。
- アルマン:
誰かに最中を見られるのは恥ずかしいので、陛下も我慢してください。
- ……うーん…
- こんなことしておいて我慢ねぇ…
- 主人公:
- 俺はアルマンの小さな体を後ろから抱きしめた。
- アルマン:
陛下……
- 主人公:
- アルマンは俺がこうすることを予想していたのか、
これ以上はダメだという目つきで俺を見上げた。 - これくらいは大丈夫でしょ。
- アルマン:
というには私のお尻に何か当たっている気がしますが…?
- 気のせいだよ。
- 主人公:
- 誘ってきたのに我慢だなんて、正直言って少しもどかしい……
1時間以内なら……いけるんじゃないか? - 主人公:
- どうも最近アルマンにはしてやられてばっかりな気がする……
- 主人公:
- たまには反撃に出るのもアリか……
- アルマン:
では私はある程度充電されたので……定期報告を再開しますね。
- ところで、これはどうするつもりなの?
- アルマン:
え?何のこと……ですか?
- 主人公:
- 俺はアルマンのポケットに手を入れ……
- 主人公:
- さっき俺の口を拭いたハンカチを取り出した。
- アルマン:
陛下……手癖が悪いですよ……
- 主人公:
- アルマンは平静を装っているが、耳は真っ赤になっている。
- アルマン:
どうするもこうするも…ありませんが……?
- そう?じゃあ汚しちゃったし、俺が洗って返すよ。
- アルマン:
え……その必要はありません…!
- 主人公:
- 立ち上がって俺からハンカチを取り返そうと手を伸ばしたアルマン。
- 主人公:
- 俺は椅子の上に立ってアルマンの届かない高さでハンカチを振った。
- 本当はどうするつもりだったの?
- アルマン:
そ……それは後で……
- 後で?
- アルマン:
し…使用……
- ほう?使用?何に?
- アルマン:
うっ……!言えません……!
- 主人公:
- アルマンは目を真っ赤にして、そっぽを向いてしまった。
- あ…ごめん。やりすぎた…
- アルマン:
ふん…!いくら陛下でもひどいです……!
- ほら、返すよ……
- アルマン:
もう…
- 主人公:
- 俺はアルマンがハンカチを受け取ろうと手を伸ばした隙を突いてキスをした。
- アルマン:
ん……!?んん……!!
- これで許して?
- アルマン:
……ふぅ……
- あ、でも使用した感想は教えてね。
- アルマン:
無理です!
- 主人公:
- そんな可愛い騒動を経て、アルマンは定期報告を再開した。
- 主人公:
- そして、すべてを聞いたあと、ある報告のことが気にかかった。
- アルマン……
- アルマン:
はい、陛下。
- 修復室の利用者数が多い気がするんだけど……
- アルマン:
はい、それに関しては小さな事故が原因なのですが……
その件に関しては解決済みで、陛下のご心配には及びませんので大丈夫です。 - 主人公:
- 妙だな……
- 主人公:
- いつもなら大体どんな内容でも淡々と答えてくれるアルマンが
すぐに答えなかった…… - 主人公:
- 小さな事故と言っていたが、本当は何かあったんじゃないか……?
- アルマン、詳しく説明してくれる?
- アルマン:
……陛下がそうおっしゃるのなら……
- アルマン:
実は、最近アクアランドのウォータースライダーをリニューアルしたのですが、
そこで事故が発生しました。 - アルマン:
本当に小規模な事故だったので……幸い、大怪我をした方はいませんでしたが…
- アルマン:
その時施設を利用していた隊員たちが溺れてしまったんです。
- アルマン:
安全要員の不足と、その場にいた隊員たちの水難救助に関する知識が
乏しかったのも被害が出てしまった要因だと推測しています。 - 主人公:
- そんなことが……
- 主人公:
- 確かにアクアランドが出来た当時に比べて、
オルカに所属する者の数は相当増えている。 - 主人公:
- 安全要員も不足するはずだ……
- アルマン:
すでに安全要員を増やす指示もしています。
- わかった。
- 主人公:
- それにしてもプールで事故か……
- 主人公:
- 今回は大きな事故には繋がらなかったようだけど、
次も起こらないとは限らない。 - 主人公:
- 今後の為にも安全対策には力を入れておくべきだろう。
- 今度、水難救助訓練を行うよう指示を出しといて。
- 試しに時間がある子たちを呼んでやってみようよ。
- アルマン:
わかりました。
- 指導は水難救助に詳しい子にやってもらおう。
- アルマン:
そちらも了解いたしました。適任者を選抜しておきます。
- うん。あと……
- アルマン:
はい、陛下。
- 結局、事故の原因って何だったの?
- アルマン:
…………どうしても知りたいというのなら、お話ししますが……
- 主人公:
- 俺が頷いて見せると、アルマンは渋々といった感じで口を開いた。
- アルマン:
ラビアタ副司令がウォータースライダーに乗りたいとおっしゃって……
- 主人公:
- 俺はそれ以上聞かなかった。